研究課題/領域番号 |
15320071
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 聖路加看護大学 |
研究代表者 |
深谷 計子 聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (00238445)
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研究分担者 |
小西 正恵 立正大学, 法学部, 助教授 (60247187)
堀場 裕紀江 神田外語大学, 大学院・言語科学研究科, 助教授 (40316831)
田近 裕子 津田塾大学, 学芸学部・英文科, 教授 (80188268)
村杉 恵子 南山大学, 外国語学部・英米学科, 助教授 (00239518)
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キーワード | 語彙 / 英文読解 / 第二言語習得 / コーパス / ハイパーテキスト / コロケーション / 第一言語習得 / チャンク |
研究概要 |
「全体」平成15年度は10名の研究分担者と協力者の意見を交換するために全体会議を3回開き、大枠での研究と個々のグループの研究が絡み合うように調整して、それぞれのグループ研究をはじめた。一方、語彙に関する情報を教育・研究者間で共有するために2回のセミナーを開いた。 「個々の研究」プロジェクト1(堀場・深谷・田近)では関連する語彙と読解に関しての先行研究を読み、分析、考察して本研究の位置づけを明確にした。語彙テスト(Nation, Read)を本研究に向けて改良し、先行語彙知識と読解、および語彙習得に関わる実験を計画し、パイロットを行い、現在データ集積を始めている。プロジェクト2(成田・井佐原)では、日本人英語学習者(大学生)による接続語句の使用実態をICLE(International Corpus of Learner English)のデータを用いて分析し、第3回アジア辞書学会で発表した。さらに、接続語句を帰納的に学習できるように、英文パラグラフのコーパスとコンコーダンスツールを開発した。プロジェクト3(小西)では、2001-02年にかけて実施した日本人英語学習者によるハイパーテキスト読解のためのストラテジー調査をまとめて、大学英語教育学会の月例研究会と外国語教育メディア学会研究大会、国際オンライン・ジャーナルThe Reading Matrixで発表した。プロジェクト4(尾崎)は、第二言語としての英語学習者が、英文読解においてどのように意味、形のまとまり(chunks, collocation, idea unitsなど)を認知するのかを調べる実験の準備をした。プロジェクト5(村杉)では、本年は語彙研究の初年度ということで、過去5年間に縦断的研究を行ったデータの整理と、新たな幼児の言語発達の縦断的資料収集を行った。
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