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2003 年度 実績報告書

近世日本関係欧文文書群の史料学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15320077
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京大学

研究代表者

松井 洋子  東京大学, 史料編さん所, 助教授 (00181686)

研究分担者 岡 美穂子  東京大学, 史料編さん所, 助手 (30361653)
木村 直樹  東京大学, 史料編さん所, 助手 (40323662)
松方 冬子  東京大学, 史料編さん所, 助手 (80251479)
キーワード東インド会社史料 / イエズス会史料 / 諸修道会史料 / オランダインド会社 / 東インド貿易・植民地委員会文書 / バタフィア発信書翰控簿 / 「アジアのイエズス会士」
研究概要

A 布教関係史料:イエズス会史料に関する補足及び他修道会史料に関する情報収集のための調査を行ない、書籍・目録類及び史料複製などを蒐集した。
諸写本の検討についてはアジュダ図書館所蔵「アジアのイエズス会士」、について既焼付分の整理・目録化を進めるとともに、本年度は同館所蔵番号49-V-18,19の写真焼き付けを作成した。
B 東インド会社史料:各国東インド会社に関する先行研究、文書館の目録、辞書等の工具類の充実に努めた。木村は前年の在外研究の成果をもとに、オランダ国立中央文書館以外に所蔵される同国東インド会社関係史料について整理を行ない、所内研究会において報告を行なった。
オランダ東インド会社解散前後の過渡期について、東インド貿易・植民地委員会文書Comite Oost-Indische Handel en Bezittingenの日本関係文書について検討を開始した。この時期は、それまで規則的に各地商館からバタフィアの政庁を経由して本国重役会まで到達していた情報伝達の流れが混乱し、日本発の文書がどこまでどれだけ到達していたのかの追跡が必要である。また、科学研究費「16-18世紀日本関係欧文史料の目録化及びデータベース化の研究」(平成9-12年度代表者松井・分担者松方・五野井隆史・浅見雅一、協力者木村ほか290万円)において開始したオランダ東インド会社文書のうちバタフィア発信書翰控簿のデータ蓄積を続行し、本年度は約1万件の入力を行ない18世紀前半までをほぼ終えた。
C日本国内史料.:佐賀県立図書館、長崎市立シーボルト記念館(校費出張と連携)において、対外関係史料の調査を行ない、写真焼付による史料蒐集を行なった。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 松井 洋子: "出島と唐人屋敷"荒野泰典編『日本の時代史 江戸幕府と東アジア』. 第14巻. 363-388 (2003)

  • [文献書誌] 松井 洋子: "書評 片桐一男編 『日蘭交流史その人・物・情報』"日本歴史. 669号. 103-105 (2004)

  • [文献書誌] 松方 冬子: "一八四六年の別段風説書と日本商館"日蘭学会通信. 通巻106. 4-5 (2003)

  • [文献書誌] 岡 美穂子: "港市マカオ黎明期(1550-1650)の社会と経済"東南アジア史学会会報. 78号. 10-10 (2003)

  • [文献書誌] 岡 美穂子: "書評;高瀬弘一郎著『キリシタン時代の貿易と外交』"日本史研究. 491号. 78-85 (2003)

  • [文献書誌] 岡 美穂子: "南欧史料からみた日本=マカオの貿易と外交"京都大学近世史研究会編『第42回近世史サマーセミナーの記録』. 7-10 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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