研究課題/領域番号 |
15320083
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
宇佐美 英機 滋賀大学, 経済学部, 教授 (60273398)
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研究分担者 |
小川 功 滋賀大学, 経済学部, 教授 (70252377)
筒井 正夫 滋賀大学, 経済学部, 教授 (70180023)
阿部 安成 滋賀大学, 経済学部, 助教授 (10272775)
青柳 周一 滋賀大学, 経済学部, 助教授 (40335162)
岩崎 奈緒子 京都大学, 総合博物館, 助教授 (80303759)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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キーワード | 中井源左衛門家 / 馬場武司家 / 伊藤長兵衛家 / 伊藤忠兵衛家 / 豊会館 / 附属史料館 / Archival Museum / Shiga University |
研究概要 |
1.滋賀大学経済学部附属史料館が保管する「中井源左衛門家文書」を全面的に利用・公開するために、文書出納を可能な状態に整理を完成させる、という点については、 (1)すでに史料目録を完成させた分については整理を実施し、利用・公開が可能な状態となった。 (2)研究期間中、史料の新規寄贈・新発見購入があり、これらはいずれも史料調書を作成し仮目録の完成にまで至った。 引き続き仮目録と原本との校合の作業に取りかかった。 2.同史料館が保管する商家文書の整理・目録作成については、 (1)「馬場武司家文書」は、史料調書の作成と仮目録の完成にまで至った。「伊藤長兵衛家文書」「伊藤忠兵衛家文書」については、前者は仮目録と原本の校合の作業を継続し、平成18年度中には終了の見込みとなった。後者については、史料調書の作成とデータ入力の作業を継続している。 (2)蝦夷地進出商人である藤野家関係の「豊会館文書」については、史料目録と調査概要を完成させ、これを成果報告書にまとめて公表した。 3.商家文書を用いて経営活動の実態を明らかにするとともに、史料の整理を通じて文書の分類方法を検討する、という点については、 (1)初代伊藤忠兵衛の商業活動や明治期に経営破綻する企業の事例を明らかにできた。 (2)所期の目的であった「中井源左衛門家文書」を用いた研究は、上記1(2)という予想外の事態発生により、史料整理を優先させたため、研究の深化は今後の課題として残さざるをえなかった。
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