• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

近世国学の展開と荷田春満の史料的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15320086
研究機関国学院大学

研究代表者

根岸 茂夫  國學院大學, 文学部, 教授 (30208285)

研究分担者 青木 周平  國學院大學, 文学部, 教授 (50146734)
西岡 和彦  國學院大學, 神道文化学部, 講師 (80348870)
鈴木 淳  国文学研究資料館, 整理閲覧, 教授 (40162953)
古相 正美  中村学園大学, 人間発達学部, 助教授 (30268966)
キーワード東丸神社 / 荷田東丸 / 羽倉家文書 / 日本書紀 / 風土記 / 万葉集 / 書状 / 史料学
研究概要

京都府伏見区の東丸神社の史料調査・整理を、前年度に引き続き実施した。
同社に所蔵される羽倉家<荷田東満の生家、伏見稲荷社御殿預>文書を調査・整理し、原則として1点ずつ中性紙の袋に収納した上目録を作成し、約5700点の整理を一応完了した。
かつ、整理した史料を桐箱に収納して、その保存措置を講じた。史料の内容は、荷田東満の自筆稿本、著作の写本、弟子たちの史料をはじめ、羽倉<荷田>氏の学問と学統に関わる史料、社家としての羽倉氏の活動や経営を物語る史料などである。今後、見直しの上目録を訂正しながら、内容を整備し完全なものにしていく予定である。
同時に、荷田春満の著作に関する基礎調査を実施し、古事記・日本書紀・風土記・万葉集をはじめ、神道・有職故実・歴史・律令関係の著作について自筆草稿本・写本、講義録の写本などを比較検討して考察を加えた。従来刊行されていた著作の欠損部分を、自筆草稿のなかから見出すなどの成果があった。今後、さらに史料学的な検討を加えながら、春満の学問や思想の特徴、学統の解明にせまっていくつもりである。
また定期的に研究会を開催し、東満の門人たちの書状を解読し、学問の特徴に検討を加えるとともに、各自が取り組んでいる課題について、研究発表と質疑応答を重ねた。
さらに昨年開設したhome pageを増補し、成果の一部を公開した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 山名政胤筆『富士山行記』の翻刻と研究2005

    • 著者名/発表者名
      城崎 陽子
    • 雑誌名

      國學院大學紀要 43巻

      ページ: 57-79

  • [雑誌論文] 契沖と荷田春満の万葉集研究2005

    • 著者名/発表者名
      城崎 陽子
    • 雑誌名

      國學院大學日本文化研究所紀要 95輯

      ページ: 153-174

  • [雑誌論文] 稲荷社祠官の由緒記と荷田春満の神代巻解釈2005

    • 著者名/発表者名
      松本 久史
    • 雑誌名

      朱 48号

      ページ: 45-60

  • [雑誌論文] 荷田春満の風土記研究-自筆稿本『出雲風土記考』を中心に-2004

    • 著者名/発表者名
      青木 周平
    • 雑誌名

      風土記研究 29号

      ページ: 1-30

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi