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2003 年度 実績報告書

近代日本の民間地図と画像資料の地理学的活用に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15320115
研究種目

基盤研究(B)

研究機関群馬大学

研究代表者

関戸 明子  群馬大学, 教育学部, 助教授 (50206629)

研究分担者 河野 敬一  常磐大学, 人間科学部, 助教授 (70211894)
椿 真智子  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (80236934)
中西 僚太郎  千葉大学, 教育学部, 助教授 (70202215)
荒山 正彦  関西学院大学, 文学部, 助教授 (70263184)
三木 理史  奈良大学, 文学部, 助教授 (60239209)
キーワード近代日本 / 歴史地理学 / 民間地図 / 絵はがき / 写真帖 / 鳥撤図 / 風景画 / 地理的知識
研究概要

本年度は研究計画の初年度であったため、各自で福岡・広島・栃木などに出張して資料調査を進め、あわせて古書として購入できる資料を随時収集し、データベースの構築の基礎を整えることができた。研究代表者・分担者による研究打ち合わせについては、本科研のために設定したメーリング・リストを活用して随時行っている。
代表者・分担者による調査・研究の報告会については、11月(神戸)と2月(東京)の2回開催した。このうち、今年度のまとめとなった2月には、以下の内容の報告が行われた。関戸「温泉地の絵図・絵はがきをめぐって」、中西「日本三景の名所図について」、河野「近代期の地方都市地図-商工地図を中心として-」、三木「『府県写真帖』に関する予察」、荒山「旧植民地における観光地図・絵はがきの調査とその分析」。
本研究は、近代日本において作成された民間地図ならびに絵画、写真などの画像資料を利用して新たな歴史地理学的研究の可能性を提示することを目的としているが、その点で「民間地図」とは官製地図以外のものとして、市町村作成の地図・鳥瞰図などを含めて、対象を広くして検討することができた。また写真帖や絵はがきなどの画像資料についても、その作成された背景を社会的文脈に即して考察することの意義が確認された。このうち、写真帖の画像を取り入れた成果として、三木によって『水の都と都市交通大阪の20世紀』が刊行された。
初年度ではあったが、各自の担当するテーマにかかわる資料の情報を、他の研究メンバーから教示されることが多く、共同研究のメリットを実感することができた。なお、次年度以降の課題として、絵図や写真の技術史・出版史などの理解を深めることが求められる。

研究成果

(3件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] 関戸明子: "北関東における温泉地の近代化-温泉の利用形態と交通手段の変化-"群馬大学教育学部紀要(人文・社会科学編). 53. 201-221 (2004)

  • [文献書誌] 三木理史: "「都市鉄道」の成立-戦間期大阪市と近郊の事例による考察-"日本産業技術史学会『技術と文明』. 14-1. 19-41 (2003)

  • [文献書誌] 三木理史: "水の都と都市交通-大阪の20世紀-"成山堂書店. 212 (2003)

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公開日: 2005-04-17   更新日: 2016-04-21  

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