研究課題/領域番号 |
15320119
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
杉山 祐子 弘前大学, 人文学部, 教授 (30196779)
|
研究分担者 |
丹野 正 弘前大学, 地域社会研究科, 教授 (30092266)
山下 祐介 弘前大学, 人文学部, 助教授 (90253369)
羽渕 一代 弘前大学, 人文学部, 助教授 (70333474)
山口 恵子 弘前大学, 人文学部, 助教授 (40344585)
|
キーワード | 周縁地域 / 近代化 / 津軽地域 / 出稼ぎ / 生業構造の変化 / 就業・就学 |
研究概要 |
1.研究調査内容とその成果 (1)マクロ調査:青森県全体の年齢別人口変動の特徴を他県との比較から明らかにした。それは「急速高齢化」に集約できる。この背景には死亡率の変動、出稼ぎという就労形態を組み込んだ地域内の産業構造、公共事業依存の雇用状況などの最周縁現象がある。(2)ミクロ調査:(1)陸奥湾沿岸におけるホタテ漁業の変容と出稼ぎや性別分業の変化の関連を明らかにした。(2)津軽地域の若年層におけるイエ意識と家族について直系家族的な様相が強いことを明らかにした。(3)黒石市中心部における生業の変化とライフヒストリーを明らかにした。(4)八戸市における三社大祭の変容過程を明らかにした。(5)出稼ぎ先である建設下請け業(東京都)の実態を求人方法の変化から明らかにした。以上を総括し研究成果報告書としてまとめた。 2.成果発表など 1)報告書の刊行:『出稼ぎと人生に関するアンケート調査報告書』、『津軽の人生-観光化を生きる、黒石市こみせ・温湯の人びとの暮らしと人生)』、『青森県北津軽地域における社会構造の変容に関する報告書-金木町の変容(第一報)』の3冊を刊行し、地元に配布した。 2)学会発表:(1)山下祐介・山口恵子「地方都市におけるファミリーコースの変遷と都市空間の再編・変容-津軽地域/弘前市を事例に(1)津軽地域の社会変容と家族」日本都市社会学会(名古屋大学2006年9月)、(2)山下祐介・山口恵子「地方都市におけるファミリーコースの変遷と都市空間の再編・変容-津軽地域/弘前市を事例に(2)都市空間の変遷と町内社会」日本都市社会学会(名古屋大学2006年9月) 3)講演会、研究会の主催:(1)弘前大学創立50周年記念会館にて、津軽学講座「津軽の人生を通してみる津軽」(2006年8月、山下祐介)、(2)弘前大学にて、「貨幣・近代合同研究会」(2006年11月、杉山祐子)、(3)弘前大学にて「周縁地域における近代との出会い研究会」
|