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2004 年度 実績報告書

神社資料の多面性に関する総合的研究-古社の伝存資料と神社機能の分析を中心として-

研究課題

研究課題/領域番号 15320124
研究機関国立歴史民俗博物館

研究代表者

新谷 尚紀  国立歴史民俗博物館, 研究部, 教授 (80259986)

研究分担者 吉岡 眞之  国立歴史民俗博物館, 研究部, 教授 (90290858)
井原 今朝男  国立歴史民俗博物館, 研究部, 教授 (20311136)
関沢 まゆみ  国立歴史民俗博物館, 研究部, 助教授 (00311134)
小椋 純一  京都精華大学, 人文学部, 教授 (60141503)
三浦 正幸  広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (80136134)
キーワード宇佐八幡宮 / 石清水八幡宮 / 鶴岡八幡宮 / 八幡信仰 / 祇園八坂神社 / 伊勢神宮 / 厳島神社 / 祇園信仰
研究概要

今年度は、主として次の三つの作業を行った。第一は、昨年度から開始した八幡信仰に関する資料調査を継続し、宇佐八幡宮、石清水八幡宮、鶴岡八幡宮、およびその他全国各地に広がる八幡信仰に関する研究文献目録の作成を行い、その成果を『文献目録-宇佐八幡宮・石清水八幡宮・鶴岡八幡宮-』(166頁、2005年3月)として刊行した。第二は、本研究成果の社会還元のひとつの方法として、研究論文集の刊行や資料集の刊行とは別に、勤務先の国立歴史民俗博物館における2005年度の特別企画展示「日本の神々と祭り」を構想しており、その準備的な資料情報研究を厳島神社と出雲大社、祇園八坂神社そして伊勢神宮について実施した。記紀神話に登場して日本の神社の代表的なものと位置づけられている出雲大社、また平氏の篤い信仰をあつめて寝殿造りの建築様式を今日まで伝えるとともに、海上交通の要衝に立地して、多くの神社が衰亡する南北朝期、戦国期においても、社殿を維持して多くの奉納品を保存し貴重な文化財として今日まで伝世させた典型的な神社としての厳島神社、古代都市における疫病や怨霊を鎮める信仰を基盤とする幅広い神仏習合の信仰と華麗な都市祭礼とでその典型的な神社である祇園八坂神社、そして20年に一度の式年遷宮を現在にいたるまで伝え、その度ごとに御神宝の奉納が繰り返し行われている伊勢神宮、という四社について、研究成果の展示へむけての準備を進めた。これに関連して、継続中の厳島神社の資料調査の成果の一つとして仁治2年(1241)再建当時の社殿復元図の作成を行った。それに基づいて建築模型を製作し展示する予定である。第三に、祇園八坂神社を中心として日本各地に展開している祇園信仰の全国的な分布に関する情報について、神社本庁が作成している「全国神社祭祀祭礼総合調査」の成果を活用しながら、詳細な資料調査を継続している。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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