研究課題/領域番号 |
15330011
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研究機関 | 東洋英和女学院大学 |
研究代表者 |
栗林 忠男 東洋英和女学院大学, 国際社会学部, 教授 (60051455)
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研究分担者 |
杉原 高嶺 近畿大学, 法科大学院, 教授 (30004154)
青木 隆 清和大学, 法学部, 教授 (50265534)
加藤 信行 北海学園大学, 法学部, 教授 (60169513)
河野 真理子 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (90234096)
小寺 彰 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (80107490)
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キーワード | 国際法 / 海洋法 / 領海 / 公海 / 排他的経済水域 / 大陸棚 / 深海底 |
研究概要 |
今年度の研究成果は、次の諸点である。 第1に、一昨年度の研究テーマであった「海洋法の主要事例とその影響」についての研究成果を、平成19年3月に「日本海洋法研究会叢書現代海洋法の潮流第2巻・海洋法の主要事例とその影響」として出版した。 第2に、研究組織の第3期の研究テーマである『日本に関連する諸問題』に関して、研究分担者による以下の研究発表を得た。(1)坂元茂樹「東シナ海における天然資源の共同開発をめざして-「対立の海」から「協力の海」へ」(2)薬師寺公夫「船舶の国籍と真正な連関-国際海洋法裁判所の事例より」(以上8月19日東北大学)、(3)浅田正彦「不審船事件と海洋法」、(4)水上千之「FAOの漁業条約・行動規範と地域的漁業条約」(以上11月4日西南学院大学)。これらの研究は日本に関連する最近の国際法上の問題の性質を分析し、国際法による解決方法を模索するものである。 また、第3期の研究テーマのうち、すでに昨年度までに研究会での報告を終えている者は、研究報告で指摘された問題点をふまえて、平成20年春に出版予定の研究叢書第3巻の執筆に取りかかった。 第3に、中国海洋法学会からの招請により、10月28日に中国・北京の清華大学にて共同でワークショップを開催した。同学会とは、今後、息の長い研究協力を行っていくことで合意した。
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