研究課題/領域番号 |
15330012
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研究機関 | (財)世界人権問題研究センター |
研究代表者 |
上田 正昭 (財)世界人権問題研究センター, 理事長, 研究職 (90026708)
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研究分担者 |
安藤 仁介 同志社大学, 法学部, 教授 (20026777)
西井 正弘 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (60025161)
薬師寺 公夫 立命館大学, 法学部, 教授 (50144613)
坂元 茂樹 神戸大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20117576)
田中 則夫 龍谷大学, 法科大学院, 教授 (40148391)
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キーワード | 国際人権法 / 国際人権規約B規約 / フォローアップ / 個人通報制度 / 報告書審査制度 / 規約人権委員会(自由権規約委員 / 国連人権条約 |
研究概要 |
本研究は、1980年代後半以降、規約人権委員会が国際人権規約B規約当事国による規約の国内的実施をどのようにフォローアップしてきたかを体系的・総合的に究明することを目的としている。平成17年度は、前年度に引き続き、主に次の2つの作業をおこなった。 (1)B規約選択議定書の個人通報手続きにおいて、規約違反が認定された事例を国別に整理し、規約人権委員会の見解で述べられた違反の内容と、それに対する委員会の勧告が、当事国により、どのように履行されたかをケース毎に整理した。 (2)B規約第40条の国家報告手続きにおいて、規約人権委員会の最終所見で指摘された懸念事項と勧告が、当事国により、どのように履行されているかを整理した。 具体的には、以下の日程にて研究会を開催し、報告をおこなった。 1.個人通報フォローアップ(報告日、報告者、対象国) 2005年5月22日 村上正直:オーストラリア、ニュージーランド 2005年6月19日 北村泰三:オーストラリア、デンマーク 2005年7月17日 前田直子(研究協力者):コロンビア 2005年10月30日 坂元茂樹:カメルーン 2005年11月27日 金東勲:韓国 2005年12月18日 中井伊都子:リトアニア 2006年1月29日 阿部浩己(研究協力者):アイルランド 田中則夫:エクアドル 2005年2月26日 村上正直:オーストラリア、カナダ 金東勲:スリランカ 2006年3月26日 初川満(研究協力者):ウクライナ 2.国家報告書フォローアップ(報告日、報告者、対象国) 2005年5月22日 中井伊都子:オランダ 2005年9月25日 西井正弘:スウェーデン 2006年3月26日 本間浩(研究協力者):ドイツ 3.その他(報告日、報告者、対象国) 2005年4月17日 安藤仁介:第83回自由権規約委員会会合の概要 徳川信治:欧州における人権保障の新動向 2005年6月19日 坂元茂樹:日本の難民認定手続における現状と課題-難民該当性の立証をめぐって 2005年7月17日 小畑郁:対日平和条約等における請求権放棄規定の解釈の変遷 2005年9月25日 安藤仁介:B規約人権委員会第84会期会合の概況 2005年10月30日 アントニオ・ブルトリーニ(研究協力者):ヨーロッパ人権裁判所の最近の動向から 2005年11月27日 徳川信治:国際法における生命に対する権利 2005年12月18日 安藤仁介:『市民的及び政治的権利に関する国際規約』に基づく人権委員会の最近の活動から
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