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2003 年度 実績報告書

変革期における執政集団の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 15330025
研究種目

基盤研究(B)

研究機関神戸大学

研究代表者

伊藤 光利  神戸大学, 法学研究科, 教授 (00128646)

研究分担者 網谷 龍介  神戸大学, 法学研究科, 助教授 (40251433)
品田 裕  神戸大学, 法学研究科, 教授 (10226136)
久米 郁男  神戸大学, 法学研究科, 教授 (30195523)
玉田 芳史  京都大学, 大学院・アジアアフリカ地域研究研究科, 教授 (90197567)
久保 文明  東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (00126046)
キーワード執政府 / 政官関係 / リーダーシップ
研究概要

本年度は,計4回の研究会を開催した.それぞれの回において,研究分担者1名と外部からのゲスト講演者1名の報告および議論を行った.アメリカ,イタリア,ドイツ,フランス,イギリス,タイなどの諸外国の執政府の制度と,それをめぐる議論についての報告を通じて,基礎的な知識の共有を図ったほか,理論的な問題に関しても報告および議論が行われた.
各国の議論の検討を通じて明らかとなったのは,執政府をめぐる議論の焦点には国毎のズレがあるということである.日本では,「政治のリーダーシップ」は主に政官関係の文脈で議論されるが,アメリカの大統領研究はもっぱら議会との関係を論ずる.またフランスの執政府研究は,むしろ政治エリートの出自やキャリアパスなどに注目する.
比較分析の枠組作りのためには,これらの論点をまず全体として見通しいわばチェックリストを作った上で,本研究にとって有意なものを抜き出し,分析仮説へと繋げることが必要である.本年度はなお具体的な枠組には至らないものの,研究分担者での問題認識の共有が大いに進んだ.
また各国の実態の調査に関しては,各分担者が個別に検討を進め,その成果の一部は既に公刊がなされている.次年度は,これらの予備的な成果をもとに,共通の枠組作り,分析の焦点の確定,事例選択などの作業を研究会を通じて実施する.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 久保文明: "民主党穏健派の動向:2004年大統領選挙を中心に"日本国際問題研究所2003年度研究報告書『米国民主党の再建戦略』. (未定). (2004)

  • [文献書誌] 網谷龍介: "ドイツ:宰相デモクラシーと交渉デモクラシーの間に"アクセス地域研究:先進国編(岩崎・小川編). (未定). (2004)

  • [文献書誌] 玉田芳文: "民主化の虚像と実像"京都大学学術出版会. 364 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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