研究課題/領域番号 |
15330028
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
広瀬 崇子 専修大学, 法学部, 教授 (20119431)
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研究分担者 |
南埜 猛 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (20273815)
井上 恭子 大東文化大学, 国際関係学部, 教授 (70365857)
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キーワード | インド / 民主主義 / 選挙 / 連立政権 / インド人民党 / 国民会議派 / 経済社会構造 / 地理情報システム |
研究概要 |
初年度に行ったことは、主に以下の5点である。 (1)独立以来のインド連邦下院選挙に関する資料収集 まずは全国規模の選挙結果の分析に焦点を当て、国会議員のバックグラウンドの分析を行うこととした。そのために独立以来のWho's Who Lok Sabhaを収集した。その他、選挙関連の書籍、論文、資料収集を行った。収集した資料は近く広瀬のホームページで公開予定。 (2)国会議員のバックグラウンドに関する指標の設定と情報の打ち込みを開始し、コード化を行った。 (3)GIS(地理情報システム)の基礎づくりとデータの打ち込み。 インド選挙区の地図を作成し、選挙区ごとのデータの打ち込みを開始した。 (4)重点3州、すなわちウッタル・プラデーシュ、西ベンガル、タミル・ナードゥ州に関して、いかなる資料がどこに存在するのかについての調査を行った。次年度から本格的な調査を行うための下調べである。 (5)第14回連邦下院選挙分析チームの結成 現国会の任期満了を6ヶ月残して、年2月に連邦下院が解散され、4月〜5月にかけて、第14回連邦下院選挙が行われることになったため、その分析のために、27名からなるチームを結成し、州別、政党別、争点別に分担を決定し、04年2月16日に打ち合わせ会を開いて、分析枠組み、執筆内容、資料収集の方法での共通理解を作り上げた。8月末までに各分担者は執筆する。 初年度は選挙分析のための資料収集と基礎作りに専念した。研究・打ち合わせ会を4回開催し、分析枠組みの設定、資料収集の方法などを検討した。また研究代表者・分担者はインド出張を行い、資料収集を行った。2年度目からは本格的な分析に入り、2005年3月にはインドにてその成果を発表し、インドの専門家と意見交換を行う予定である。
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