• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

中国雲南省発展モデルの検証―市場経済化にともなう経済・社会発展と地域構造の変容―

研究課題

研究課題/領域番号 15330046
研究機関東邦学園大学

研究代表者

森 靖雄  東邦学園大学, 経営学部, 教授 (20174386)

研究分担者 森田 優己  桜花学園大学, 人文学部, 助教授 (50231642)
磯部 作  日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (90288499)
後藤 基  名古屋経済大学, 短期大学部, 助教授 (70247740)
茶谷 淳一  名古屋短期大学, 現代教養学科, 教授 (30236822)
キーワード中国 / 雲南省 / 地域発展 / 発展モデル / 雲南発展モデル / 西部大開発計画 / 地域経済
研究概要

本研究に対する承認許可は、平成15年9月に行われ、10月からの本格的研究実施となった。
平成15年度は、研究実施計画に基づき2回(12月、3月)の現地調査を行い、以下の研究を行った。
第1は、研究分担者の各自研究課題応じた現地調査の実施である。15年度研究における現地調査は、雲南省「発展モデル」を理論化する上で、研究分担者全員が同省の現状について認識を一致させておく必要があるため重要な作業として取り組んだ。現地調査では2点の成果を得た。(1)政府関係機関等の調査を実施した。雲南省政府、雲南省社会科学院、雲南科学技術協会、雲南大学の各研究者との意見交流、シンポジウムによって雪南省発展の現状、課題、問題点の分析を行った。とりわけ3月に実施した省政府関係者とのシンポジウムでは、雲南発展を分析する上で、理論化への視角、課題、問題点等を日中双方の研究者とも共通化することができた。さらに平成16年度現地における具体的調査への協力関係を築くことができた。(2)現状の把握のため、研究分担者全員で昆明市を軸に物流を中心とした流通ルートの調査、大都市の環境調査、山地・湖沼等の環境調査、地域格差の一環としての農村市場調査、今後の発展予定地実情調査等を行い、認識の一致を醸成した。
第2は、調査資料・統計資料等の収集と分析を行った。2回の現地調査に応じ、資料調査も同時に実施している。この2年余の成果で中国国内出版点数は急速に増加している。概ね政府の公式統計関係資料の収集は可能となった。収集した資料類を研究分担者によって分析作業を進めているが、いずれの分野においても統計データは、実態を反映したものとは言い難いものといえる。本研究を進めるにあたり、この点が最も懸念された問題点であった。
本研究は16年度も継続されるが、16年度においては各分担研究者ごとの実態分析を行うことを通して、より厳密な実像を把握しつつ、理論化作業を行う予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 森 靖雄: "中国における地域経済の発展構造と「雲南発展モデル」"邦学園大学(東邦学誌』). 第31巻1号. 17-28 (2003)

  • [文献書誌] 後藤 基: "中国雲南省における地域発展と「雲南モデル」の可能性"社会科学論集(名古屋経済大学). 第69号. 63-82 (2003)

  • [文献書誌] 磯部 作: "瀬戸内海東部における「観光環境」の維持と再生"平成13・14年度科学研究費助成金成果報告書(代表フンク・カロリン). 86-91 (2003)

  • [文献書誌] 茶谷 淳一: "現代中国経済と「新国際分業論」"名古屋短期大学研究紀要. 第42号. 51-72 (2004)

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi