研究課題/領域番号 |
15330054
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 千葉商科大学 |
研究代表者 |
熊田 禎宣 千葉商科大学, 政策情報学部, 教授 (50016482)
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研究分担者 |
田中 啓一 日本大学, 経済学部, 教授 (00102442)
氷鉋 揚四郎 筑波大学, 農林工学系, 教授 (90189762)
斎藤 参郎 福岡大学, 経済学部, 教授 (50111654)
鐘ヶ江 秀彦 立命館大学, 政策科学研究科, 助教授 (90302976)
渋澤 博幸 豊橋技術科学大学, 工学部, 講師 (70291416)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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キーワード | シミュレーション・システム / ステークホルダー / 対話型システム / 経済効果 / 政策評価 / リスクコミュニケーション |
研究概要 |
都市政策がもたらす経済活動を増加させる効果を求めるシミュレーションの結果を1)雇用の構成の変化や2)土地利用の空間的変化、そして3)地価の変動パターンへの影響などの諸側面から計量的に表示して、専門家、政策担当者、産業界、一般市民などが、客観指標の変動にみる政策効果を自己の生活体験や価値観に照らして主観的に評価し、政策評価について自由な意見交換を行う政策評価のリスクコミュニケーションの基礎情報として活用する方法を考案するのがこの研究の目的である。 そのためには、異なった複数の主体(ステークホールダー)が自ら選好する未来の状態を招きよせると期待している政策投入を行ってシミュレーションを実行し、効果を判定する指標の変動パターンを解析し、その結果を他のステークホールダーに知らせるような高速の対話型のシミュレーション・システムが必要になる。 この研究の初年度では、異なったシミュレーション・モデルを結合して分析するシステム構成を目標にして、初年度は3つのシミュレーターを設計して経済政策を入力してテストを行い、入力方法や結果の表示型式を確かめる作業を行った。これらの初年度の成果をもとに、第二年度の16年度は政策評価のマルチ・ステークホールダー間のコミュニケーションに活用するシステム設計を複数の大学間の協働で行って多主体の共同利用の可能性をテストし、またサブシステムをリファインし性能向上を図る作業を実施した。
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