研究課題/領域番号 |
15330057
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
胥 鵬 法政大学, 経済学部, 教授 (60247111)
|
研究分担者 |
鈴木 豊 法政大学, 経済学部, 助教授 (20277693)
菊池 道樹 法政大学, 経済学部, 教授 (90143718)
今井 健一 日本貿易振興会, アジア経済研究所, 研究員
てき 林瑜 大阪市立大学, 商学部, 教授 (40236964)
田村 晶子 法政大学, 経済学部, 助教授 (30287841)
|
キーワード | 中国経済 / 企業競争力 / 民営企業 / 国営企業 / 外資企業 / 対中国外国直接投資 |
研究概要 |
2003年度研究実績は以下の通りである。まず、現地企業視察は民営企業の代表として知られる復星実業(上海)を中心にヘアリングを行った。中国の憲法に私有財産の保護が盛り込まれるようになり、民営企業は中国経済において今後ますます重要な役割を果たすと思われる。今度の視察を通じて、中国民営企業を取り巻く環境を実感することができた。国営企業の競争力をデータで検証するために、中国上場企業財務・株価・増資データを収集した。比較研究のために、日本企業財務データも収集し、繊維、機械、電機産業を中心に、90年代の中国企業を60年代の日本企業と比較するためのデータ構築を完成した。上場企業データの構築は、中国企業の競争力に関する現状分析および予測には欠かせないものである。また、国営企業が多数を占めることから、中国上場企業のデータ構築は経済体制改革の成果をテストするためにも重要である。民営企業と国営企業のほかに、外資企業も中国輸出の主な担い手である。また、中米貿易摩擦、中国の為替制度改革を分析するには外国直接投資の解明は不可欠である。対中外国直接投資の集積、諸外国対中直接投資による逆輸入効果、外国直接投資による効用創出、外国直接投資に伴う技術移転、為替レートの影響を分析する目的で、中国地域別に対中外国直接投資と中国対外輸出統計データを収集・入力した。
|