研究分担者 |
堀場 勇夫 青山学院大学, 経済学部, 教授 (70173648)
林 正寿 早稲田大学, 社会科学部, 教授 (60046092)
伊藤 弘文 九州大学, 経済学研究院, 教授 (60047735)
秋月 謙吾 京都大学, 法学部, 教授 (60243002)
花井 清人 成城大学, 経済学部, 助教授 (20255954)
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研究概要 |
今年度は国内研究会を開催し、各国における財政調整制度について情報を交換した。その際に、地方自治体の予算編成の最終的調整の問題と、財政調整制度に関して誰が何をどのように決定しているかという政治的コンテクストに注目した。報告は以下のとおり。(1)伊東弘文'Can the LAT break free of the Doldrums?'、(2)林正寿'Decentralization and Review of Fiscal Equalization Grants in Japan,'(3)秋月謙吾'Partnership in Controlled Decentralization : Politics of LAT,'(4)持田信樹'Fiscal Equalization in Canada,'(5)古川俊一'Legacy of Revenue Sharing in US,'(6)花井清人'Fiscal Assistant Grant in Australia,'(7)北村亘'Rate Support Grant in United Kingdom,'(8)伊東弘文'German Unification and Horizontal Equalization among States,'.この他に当事者である総務省交付税課(岡本全勝課長)より「三位一体改革と地方交付税」と題して、いわゆる「片山試案」における交付税改革の位置付けについて知識の提供を受けた。 第1次外国調査として、イギリスと米国に研究分担者を数名派遣し、関係省庁及び研究者より、知識の提供を受けた。イギリスでは歳入援助交付金について調査を行った。地方自治体の担当者や公認会計士協会の担当者、レイフィールド報告作成に関与した研究者や大蔵省・首相府での研究に関与している研究者からインタビューを行った。米国では国家行政研究所(NAPA)や会計検査院(GAO)、州政府協議会(CSG)、都市カウンティ支配人協会(ICMA)を訪問し、州内での教育財政をめぐる財政調整について意見を交換した。
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