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2004 年度 実績報告書

事業再編支援の多面的管理会計システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 15330091
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

園田 智昭  慶應義塾大学, 商学部, 助教授 (50226718)

研究分担者 尾畑 裕  一橋大学, 大学院・商学研究科, 教授 (20194623)
小林 啓孝  慶應義塾大学, 商学部, 教授 (40062187)
崎 章浩  明治大学, 経営学部, 教授 (50170626)
西村 優子  東洋大学, 経営学部, 教授 (10099228)
山本 達司  名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80191419)
キーワード事業再編 / シェアードサービス / リアル・オプション / 資本コスト / EAI / カンパニー制 / M&Aの税制 / 戦略的研究開発パートナーシップ
研究概要

本研究では,「事業再編支援の多面的管理会計システムの研究」を共通のテーマにして,7人の研究者が同テーマに基づいたサブテーマをそれぞれ設定して研究を行ってきた。事業再編の手段と実行プロセスは,多岐で多面的な側面を有するとともに,再編プロセスにおいて考慮に入れるべき事項も多岐にわたるため,それを支援するための管理会計システムについても多面的に考察する必要がある。本研究では,文献研究と実証研究を組み合わせてバランスよく行うことで,リアル・オプション,資本コスト,内部収益率,戦略的研究開発パートナーシップ,EAI(Enterprise Application Integration),オブジェクト指向原価計算,カンパニー制の業績管理システム,会社分割とM&Aにおける税制の課題,シェアードサービス,バランスト・スコアカードなど,多面的な管理会計上の論点を取り上げ,事業再編支援のために必要とされるさまざまな管理会計情報について提示することができた。このように,本研究では,事業再編をキーワードにして,事業再編の多様な局面を取り上げ,それを支援するための多面的な管理会計システムについて,文献研究のみならず実証研究も加えてさまざまな観点から検討を実施しており,また具体的な手法の提示も多く行えた。事業再編については,今後も新しい手法が次々と開発されていくことが予想されるが,その意思決定と業績評価に必要とされる情報の多くが管理会計の提供する情報であり,今回の研究成果により,研究の蓄積が少ない本課題において意義のある貢献ができたと考えている。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (7件)

  • [雑誌論文] 社内部門としてのシェアードサービスセンターの責任会計上の位置づけ-大阪ガス株式会社の事例に基づく分析-2005

    • 著者名/発表者名
      園田智昭
    • 雑誌名

      経理研究(中央大学経理研究所) 48号(発行予定)

  • [雑誌論文] 非財務指標による業績評価システムの有効性に関する実証分析-自動車メーカーA社のケース2005

    • 著者名/発表者名
      松尾貴巳
    • 雑誌名

      会計 167巻3号

      ページ: 90-102

  • [雑誌論文] 機能子会社におけるバランスト・スコアカード導入の意義-シェアードサービス子会社のケースにもとづいて-2004

    • 著者名/発表者名
      園田智昭
    • 雑誌名

      会計 166巻6号

      ページ: 14-29

  • [雑誌論文] ラスベガスのカシノ・リゾートの諸特徴2004

    • 著者名/発表者名
      小林啓孝
    • 雑誌名

      三田商学研究 47巻1号

      ページ: 165-174

  • [雑誌論文] リアル・オプションの有用性と活用範囲2004

    • 著者名/発表者名
      小林啓孝
    • 雑誌名

      企業会計 56巻6号

      ページ: 18-25

  • [雑誌論文] ラスベガスのカシノ・リゾートの原型2004

    • 著者名/発表者名
      小林啓孝
    • 雑誌名

      三田商学研究 47巻2号

      ページ: 101-117

  • [雑誌論文] カジノ・リゾートのM&A2004

    • 著者名/発表者名
      小林啓孝
    • 雑誌名

      三田商学研究 47巻5号

      ページ: 35-62

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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