研究分担者 |
松本 康 東京都立大学, 都市科学研究科, 教授 (80173920)
中尾 啓子 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (10274995)
安河内 恵子 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (10195696)
伊藤 泰郎 広島国際学院大学, 現代社会学部, 講師 (80281765)
高木 恒一 立教大学, 社会学部, 助教授 (90295931)
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研究概要 |
本年度の調査研究の主要な課題は,パーソナルネットワークの都市間比較のために,都市別に相当数の対象者を抽出し,郵送法による調査を実施し,回収票のデータを入力・クリーニングすることにある。このために以下の作業を実施した。1.研究会において,対象都市,サンプル数を確定し,調査票の検討をおこなった。2.調査対象都市は,県庁所在都市の中で人口量・密度の異なる3都市-福岡市,熊本市,徳島市を選定した。また各都市3000サンプル,総計9000サンプルを対象とすることにした。3.選挙人名簿からのサンプリングを3都市で8月に実施し,また調査票作成作業を開始した。4.9月初旬に調査票を完成,9月末日に印刷された調査票を対象者宅へ発送した。5.10月下旬に調査票の回収を終了,調査票をチェックし,データ入力を依頼した。6.12月下旬にデータ入力が終了。1月初旬からデータのエラーチェックとクリーニングを開始し,現在継続中である。3月初旬に分析を開始する見込みである。7.有効回収票は全体で2895票(回収率32.2%)であった。都市別には,福岡市894票(29.8%),熊本市1021票(34.0%),徳島市980票(32.7%)となっている。 来年度におこなう東京での調査の準備にもとりかかった。荒川区荒川3〜4丁目の町内を対象地とすることとして,町内役職者に3回面説し,個別面接調査実施の了解をえることができた。
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