研究課題/領域番号 |
15330126
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
望月 昭 立命館大学, 文学部, 教授 (00166323)
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研究分担者 |
中村 正 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (90217860)
佐藤 達哉 立命館大学, 文学部, 教授 (90215806)
武藤 崇 立命館大学, 文学部, 助教授 (50340477)
中川 吉晴 立命館大学, 文学部, 教授 (30340475)
藤 信子 立命館大学, 応用人間科学研究科, 教授 (30388102)
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キーワード | 対人援助学 / 養護学校 / ジョブコーチ / 地域連携 / 労働機会 / 対人援助の心理学 |
研究概要 |
最終年度として、対人援助に関わるモデル実践(教育・福祉・就労等)を、安定的な「大学と地域との連携システム」として定着させるべく、人的・情報的なネットワーク構築の最終段階として作業を集約することにあった。 1)地域と連携した障害のある個人のQOL拡大のためのサービス方略の検討 (1)コミュニティのエンパワーメントを目指すグループセラピー(子育て中の母親グループ.介護者のためのグループ)の設定が大学を中心に行われた。 (2)NPO法人「伏水サポートネットワーク」と連携した,醍醐地区(醍醐支所の会議室を使用)でのグループワークの実践が行われた。 (3)第三評価事業きょうと研究会編(代表:中村正)『京都府福祉サービス第三者事業ガイドライン』(平成17年)をとりまとめた。 2)「労働」という積極的社会参加を支援する援助設定を検討する (1)「ひきこもり」援助として「就労機会」を通じた社会参加を提供できるFSJGのネットワークが完成した。 (2)「学生ジョブコーチシステム」という、学生を支援者とした養護学校生徒の就労支援や実習の支援のシステムが定常的に運営された。 2)については、2006年1月に学内においてシンポジウムが開催され一般公開された。 全体目標である「対人援助学の構築」については、2006年の秋に朝倉書店から「対人援助の心理学」(望月昭編)というタイトルで、主に行動的観点によって、援助作業を総合的にとらえる方法と実践の例の単行本として出版される(藤、武藤も分担執筆している)。
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