研究課題/領域番号 |
15330144
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研究機関 | 独立行政法人大学入試センター |
研究代表者 |
柳井 晴夫 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 教授 (60010055)
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研究分担者 |
椎名 久美子 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 助教授 (20280539)
石井 秀宗 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 助手 (30342934)
前田 忠彦 独立行政法人統計数理研究所, 助教授 (10247257)
繁桝 算男 国立大学法人東京大学, 総合文化研究部, 教授 (90091701)
荒井 克弘 国立大学法人東北大学, 教育学研究科, 教授 (90133610)
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キーワード | 学習意欲 / 学力低下 / 因子分析 / ロジスティック回帰 / 教科科目の履修必要性 / 学習に必要とされる資質 / FD(ファカルティ・ディベロップメント) / 講義への満足度 |
研究概要 |
平成16年7月9日(金)に第一回研究会を開催。出席者は、センター内の分担者から6名、センター外の分担者から9名が参加した。内容は、柳井、前田、倉元が平成16年2月から4月まで実施した全国約1万1千名の大学教官に対して実施された、大学生の学習意欲と学力低下に関する調査結果(第一報)が発表された。その結果にもとづき、中間報告書を8月に作成し、回答者1万1千名のうち中間報告書の送付を希望した約4000名に報告書を送付した。中間報告書の内容を目次で表現すると以下の通りである。 第1章:研究経過、調査方法と調査内容、分析方法 第2章:調査結果: 2-1 学力低下の深刻度に関する分析 2-2 高等学校での18教科科目の学習の必要度 2-3 大学教育で必要とされる27の資質の必要度 2-4 大学教育で必要とされる20のスキルを身につけている程度 2-5 大学生の勉学度に対する教員の評価 2-6 学生の学習意欲を高めるための講義やトレーニング方式 2-7 学力低下の具体的内容、2-8学力低下の対策 3章 要約と今後の課題 ここでは、上記の内容については詳述しないが、1998年に国公立大学の学部長に実施した調査と同一項目で実施された今回の調査結果を比較すると、今回の調査(2004年実施)の方が、大学生の学力低下傾向が強く意識されていた。さらに、2002年に実施した学生調査の結果と比較すると、学生の学習活動に関して、教員と学生の評価に関する乖離が顕著な項目は、「講義内容の理解度」「純学問的講義の回避」で、これらは、いずれも教員評価の平均値が高く、「レポート添削の必要度」は学生の評価度が高い平均値を示した。 平成17年2月18日(金)に第二回研究会を開催。出席者は全部で12名。内容は、柳井、前田、岡太が、全国教員調査に関する詳細な分析を発表した。更に、池田が大学生活の満足度に関する名城大学の調査結果を発表した。今後、調査票に記入された「自由記述」に関する分析を行う予定である。
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