研究課題/領域番号 |
15330160
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研究機関 | 都留文科大学 |
研究代表者 |
田中 孝彦 都留文科大学, 文学部, 教授 (60138675)
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研究分担者 |
小林 剛 武庫川女子大学, 臨床教育学研究科, 教授 (60020137)
森 博俊 都留文科大学, 文学部, 教授 (10145708)
折出 健二 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (20109367)
庄井 良信 北海道教育大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (00206260)
氏家 靖浩 福井大学, 教育地域科学部, 助教授 (10311557)
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キーワード | 臨床教育学 / 子ども理解 / 地域研究 / カンファレンス / 生活史の語り / 発達援助専門職 / 教師の専門性 / 教師教育 |
研究概要 |
2005年度は、以下のように、2回の海外調査と4回の研究会を軸に共同研究を進めた。研究会では、北海道教育大学・都留文科大学における臨床教育学の展開と教師教育改革の事例の検討を行うと共に、三年間の共同研究のまとめのための論議を重ねた。 1)海外調査 (1)フィンランド調査(2006年10月23日〜11月6日):主にフィンランドのカヤーニ地域のオウル大学教師教育学科と学校及び子どものための諸施設を訪ね、フィンランドの人間発達援助学と教師教育改革の動向を調査した。(参加者:森博俊、庄井良信、田中孝彦) (2)アメリカ調査(2006年11月):アメリカのコロラド州のコロラド大学及びその地域の学校を訪ね、アメリカにおける臨床教育学の展開と教師教育の改革の動向を調査した。(参加者:龍崎忠、氏家康浩、田中昌弥) 2)研究会 第1回(2005年4月24日11:00〜17:00、東京・神田、如水会館):2004年度の研究経過と2005年度の研究計画。/第2回(8月24日11:00〜17:0、東京・神田学士会館):(1)アメリカ調査、第二次フィンランド調査の準備(2)共同研究のまとめの方向。/第3回(12月17日、東京・神田学士会館):(1)アメリカ調査の報告、(2)第二次フィンランド調査の報告(3)最終報告書の構成と執筆分担。/第4回(2006年2月12日〜13日、東京・神田学士会館):(1)北海道教育大学における臨床教育学の展開と教師教育の改革、(2)都留文科大学初等教育学科における臨床教育学コースの発足とその構想、(3)最終報告書の構想・草稿の検討。 3)『臨床教育学と教師教育・研究集録III』の発行 以上の共同研究の記録を、とくにフィンランド調査の記録と資料を中心に編集・発行した。 4)関連する研究会など この間、私たちの共同研究との密接な関連のもとに、2006年1月29日に、東京の明治大学リバティタワーにおいて、公開シンポジウム「フィンランドの教育に学ぶ」が開かれた。
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