研究課題/領域番号 |
15330161
|
研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
上村 千賀子 群馬大学, 教育学部, 教授 (70259985)
|
研究分担者 |
田中 治彦 立教大学, 文学部, 教授 (50188322)
笹川 孝一 法政大学, 人文科学研究科, 教授 (70178630)
前平 泰志 京都大学, 教育学部, 教授 (70157155)
小林 敦子(新保 敦子) 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90195769)
山田 正行 大坂教育大学, 教授 (20175665)
|
キーワード | グローバリゼーション / コミュニティ / 行為主体 / アジア・太平洋成人教育協議会 / 東アジア成人教育フォーラム / 成人教育 / ジェンダー / 平和 |
研究概要 |
日本社会教育学会50周年記念国際シンポジウム「社会教育と持続可能な発展-グローバル化するアジア地域における課題と可能性」において、前平泰志、笹川孝一、牧野篤の連名で基調提案を行った。報告は、アジアの民衆の連帯と成人教育の展開をめぐる歴史的省察を述べた後、旧い農村共同体などの各コミュニティに急速に進展するグローバリゼーションの影響と、それに代わる新しい行為主体の構想について論じた報告であり、今後の共同研究の方向性を与えるものである。 上記国際セミナーの後に、来日中の韓国の社会教育研究者、金信一氏を京都大学に招聘して、シンポジウムを開催し、意見交換をおこなった. また、研究代表者及び研究協力者は、台湾での「東アジア成人教育フォーラム」(EAFAE)への参加(前平、笹川、牧野、新保)、アメリカでの調査研究と資料収集(上村)、韓国(渡邊、朝岡)、中国(山田)、タイ(田中)での調査研究など、最終報告書作成に向けて、それぞれ現地に出向いて研究調査を行った。 ジェンダーや平和・環境の問題についても国家を超えて同質化するグローバリゼーションのダイナミズムを考察の対象にすえることは不可欠であり、そのような視点から、個別の地域における行為主体との相互関係を分析することが求められていることが3回の研究会からも確認された。
|