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2003 年度 実績報告書

近代初頭日本における教育の地方分権化・自由化政策の形成

研究課題

研究課題/領域番号 15330167
研究種目

基盤研究(B)

研究機関上智大学

研究代表者

湯川 嘉津美  上智大学, 文学部, 教授 (30156814)

研究分担者 橋本 美保  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (60222212)
沖田 行司  同志社大学, 文学部, 教授 (20131287)
森川 輝紀  埼玉大学, 教育学部, 教授 (20008741)
キーワード教育の地方分権化 / 教育の自由化 / 田中不二麿 / 学制期 / 岩倉使節団
研究概要

平成15年度の研究計画に沿って、田中文政期に関する先行研究の収集・整理と、国内外における資料調査、収集を行った。
研究代表者の湯川嘉津美は、ドイツ国立図書館、フリードリッヒ・シラー大学図書館等において岩倉使節団および明治初年の文部省関係資料の調査・収集を行った。また、松本市立図書館、宮城県文書館において「学制」期の第二大学区および第七大学区の教育会議関係資料の調査・収集を行った。
森川輝紀(研究分担者)は、アメリカにおいて岩倉使節団および田中不二麿に関する資料調査・収集を行った。また、研究分担者沖田行司とともに、同志社大学所蔵の新島襄草稿『理事功程』の検討に着手した。本研究の成果の一部は、森川輝紀著『国民道徳論の道-「伝統」と「近代化」の相克-』(三元社、2003年)に収録されている。
沖田行司(研究分担者)は、岩倉使節団派遣時における田中不二麿と新島襄の関わりに着目して、田中の教育政策における新島の影響を検討中であり、森川とともに新島襄草稿『理事功程』の検討に着手した。また、外務省外交史料館において明治初期の国際教育交流に関する外交文書の調査を実施し、関係資料の収集を行った。
橋本美保(研究分担者)は、各地における「学制」後期の教則自由化の動きについて、広島県立図書館、京都府総合資料館、神戸大学発達科学部、名古屋大学教育学部、松本市立図書館等を訪問し、地方教育議会と府県の小学教則制定に関する資料調査・収集を遂行した。また、アメリカ国立公文書館における明治初期の日米教育交渉史関係資料の収集を行い、分析に着手した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 沖田 行司: "近世日本における「公・私・公共」の思想-近代「教育問題」への方法的考察-"文化学年報. 53号. 21-44 (2004)

  • [文献書誌] 橋本 美保: "西洋からみた近代日本の教育(II)-『ネイチャー』誌の教育記事の分析を中心に-"東京学芸大学紀要(第1部門 教育科学). 55集. (2004)

  • [文献書誌] 森川 輝紀: "国民道徳論の道 -「伝統」と「近代化」の相克-"三元社. 239 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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