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2005 年度 実績報告書

近代初頭日本における教育の地方分権化・自由化政策の形成-国際的契機を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 15330167
研究機関上智大学

研究代表者

湯川 嘉津美  上智大学, 総合人間科学部, 教授 (30156814)

研究分担者 森川 輝紀  埼玉大学, 教育学部, 教授 (20008741)
沖田 行司  同志社大学, 社会学部, 教授 (20131287)
橋本 美保  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (60222212)
キーワード教育令期 / 学制改革案 / 田中不二麿 / 教育交流
研究概要

平成17年度の研究計画に沿って、教育令期の学事関係文書の調査・収集、岩倉使節団関係の在米資料の調査等を行った。また、昨年度に引き続いて収集した資料の整理・分析を行い、その成果を学会等で発表した。
研究代表者の湯川嘉津美は、教育令期の学制改革案に関する資料の収集と分析を行い、その成果を2005年10月の教育史学会において「明治17年の学制改革案に関する考察」として発表し、論文にまとめた。明治17年の文部省の学制改革案は、第二次教育令下における初等教育から高等教育に至る学制改革構想を示す重要な資料であるが、これまでの研究ではほとんど取り上げられてこなかった。そこで、本研究では文部省の学制改革案とそれに対する地方官の意見書、さらにその後の文部省および府県における改革動向について、発掘した資料をもとに検討を行い、この時期の学制改革構想の意味を明らかにした。
森川輝紀(研究分担者)は、アメリカにおいて岩倉使節団および田中不二麿に関する資料調査・収集を行い、その整理・分析を行った。また、田中不二麿の文部省時代の書簡を中心にその解読を行い、田中関係文書・書簡についての概括を行った。
沖田行司(研究分担者)は、昨年度に引き続いて、明治初期の国際教育交流に関する外交文書の調査・検討を行った。また、同志社大学所蔵の新島襄関係資料より新島からみた田中不二麿の人間像について検討した。
橋本美保(研究分担者)は、アメリカにおいて教育雑誌の調査を行い、明治日本の学制改革をアメリカの教育雑誌がどのように伝えたかという視点から検討を行い、海外から見た明治日本の学制改革の評価とその特質の解明に着手した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 1884年の学制改革案に関する考察2006

    • 著者名/発表者名
      湯川 嘉津美
    • 雑誌名

      上智大学教育学論集 50号

      ページ: 37-59

  • [雑誌論文] 20世紀初頭における習熟度別授業プランの諸類型と普及の実態2005

    • 著者名/発表者名
      橋本 美保
    • 雑誌名

      アメリカ教育学会紀要 16号

      ページ: 3-13

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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