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2003 年度 実績報告書

子どもの生活体験の質とコア・リテラシー構造との関連解明:学力問題の新局面を開く

研究課題

研究課題/領域番号 15330168
研究種目

基盤研究(B)

研究機関大東文化大学

研究代表者

村山 士郎  大東文化大学, 文学部, 教授 (40138566)

研究分担者 久冨 善之  一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (40078952)
門脇 厚司  筑波大学, 大学院・人間科学科, 教授 (80015924)
船木 正文  大東文化大学, 文学部, 助教授 (60190120)
小澤 浩明  中京大学, 社会学部, 助教授 (60288438)
池谷 寿夫  日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (90136367)
キーワード生活体験 / 読解リテラシー / 科学リテラシー / 数学リテラシー / メディアリテラシー / コミュニケーションリテラシー / 健康リテラシー / カリキュラム
研究概要

3年計画の中で、まず、研究課題「子どもの生活体験の質とコア・リテラシー構造との関連解明:学力問題の新局面を開く」をとりまく、実態や理論状況を学習分析した。
「子どもたちのライフハザード」といわれるように、子どもの生活体験の危機的状態が進行していることが確認された。また、近年取り組まれている学力調査の分析を試みた。そこでは、学力到達の結果は明瞭に出てくるが、問題視される学力低下の背景的要因が依然として学校教育・教育内容と方法にもとめられ、より本質的には子どもの生活体験の激変とそのことによって生じている子どもの人間的諸力の衰退に本質的要因があることが充分に明らかにされていない。その意味で本研究の課題意識がきわめて重要であることが確認された。
また、先行研究の学習から、リテラシー概念が子どもの学力の数量化できる部分だけでなく、その学んだもので何ができるのか、また、社会で生きていく上でどう役に立つのかという視点から学力をとらえていくことが必要であることを確認した。
2年目に向けて、本研究の具体的展開を討論し、5つのパートを設けて観察・調査を行う計画をつくった。それは、読解・数学・科学・市民・健康リテラシーを具体的に解明し、それと生活構造とを関連させて分析することである。この研究計画を社会学的調査として具体化すると共に、現場教師との共同をはかりながら観察的方法をも取り入れて進めることになっている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 村山士郎: "希望としての学力"桐書房. 221 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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