研究課題
基盤研究(B)
1.本年度の研究実績(1)国内対象地域の選定と実地調査。国内対象地域の選定と実地調査。都市部と郡部を比較対象地域として選定する。都市部は埼玉県と東京都で、小学校とその卒業生が進学する中学校を訪問調査し、アンケート調査への協力を依頼した。高等学校は進路が非常に多様であるため、追跡が困難であり、アンケート調査は断念した。地方調査では、北海道上川町、青森県むつ市、秋田県秋田市、新潟県上越市、長野県伊那市、駒ヶ根市等の小学校、中学校、高等学校、教育委員会等を訪問し、聞き取り調査を行った。また、アンケート調査についての協力を要請した。(2)外国調査研究。外国調査では、教育政策一般は文献研究及びインターネットによる情報収集を行った。実地聞き取り調査を行った。実地調査では、ドイツにおける大学生からみた学校評価調査を、ミュンヘン、ヴュルツブルク、マインツで行った。フランス調査では、パリとグルノーブルの学校を調査した。オーストラリアではシドニーとメルボルンで文部省・学校・大学で調査を行った。また、イギリス、ドイツの教育政策に影響を与えているオランダ調査を実施した。(3)文献調査と調査票の試作。各研究分担に基づき、都市部と郡部の対象となる座標軸を提示する。それに基づき、聞き取り調査の試論的枠組みを作成した。調査協力校が、一定数に達したため、予定を前倒しして国内の中学校、高等学校の生徒を対象とする調査を実施した。調査対象校は、中学校7校、高等学校6校である。平成16年3月現在で、基礎的な集計を終了した。
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