研究課題/領域番号 |
15330184
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
桑原 隆 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (60073920)
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研究分担者 |
長洲 南海男 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (90018044)
田中 統治 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (40128046)
谷川 彰英 筑波大学, 附属学校教育局, 教育局長(理事) (90015917)
大高 泉 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (70176907)
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キーワード | 小・中・高一貫制 / カリキュラム / 国語の語彙力 / 物理分野の基礎概念 / 特別の才能資質のある子供 / Boarding School / 特別才能教育 |
研究概要 |
昨年度はオーストラリア、台湾等での小中、中高一貫の特徴を明らかにした。日本での小中、中高一貫教育の実践者を招待しての研究会より日本での実態を一部であるが解明した。 これらの成果を踏まえて、国語教育では国語の語彙力の実態について、附属小・中・高等学校の児童・生徒を対象に調査研究を行った。漢語・和語・四字熟語/慣用句・外来語の四分野に分けて、語彙力について発達的な調査を行い、その分析と考察を行い、それらの結果は本年度に国語教育分野の報告書として作成した。理科教育は物理分野の基礎概念に絞って、その認識の実態を小・中・高一貫制を念頭に置いて、小・中・高の児童・生徒を対象に行い、現在分析中である。 カリキュラム分野では全国の中・高等学校一貫教育研究会に参加し、情報収集し、また品川区の小・中・校一貫教育等と比較し、筑波大学附属での実現化との対比をして問題点と強調点を検討した。これらの情報交換会の結果、本学での附属での小・中・高校一貫制の強調点は小学校よりTalented and gifted children(特別の才能資質のある子供)が実際に入ってきている事実に着目した一貫制を基本的視点に置くことが課題となり、米国のTalented and gifted childrenを集めて一貫教育をしているBarding Schoolと、特別才能教育(Talented and gifted Education)センターを持っているアイオワ大学での実態調査を3月初旬に行った。これらの成果を基に次年度に向けて本学の付属小・中・高等学校一貫制のカリキュラム構想の具体化を図ることが本年度の課題である。
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