研究分担者 |
加藤 雅啓 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (00136623)
北條 礼子 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (50199460)
野地 美幸 上越教育大学, 学校教育学部, 講師 (40251863)
若山 真幸 上越教育大学, 学校教育学部, 講師 (60303195)
大橋 奈希佐 上越教育大学, 学校教育学部, 講師 (90283043)
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研究概要 |
平成16年度は,主に以下の4点について研究を進めた。つまり,(1)公立小学校英語現職教員のための研修プログラムに関するニーズおよび意見を探る調査研究のまとめと発表,(2)海外の小学校英語科教育カリキュラムの資料の収集,(3)小学校英語カリキュラム作成,(4)大学院生、大学生による大学近隣の公立小学校への出張授業の試行,である。(1)公立小学校英語現職教員のための研修プログラムに関するニーズおよび意見を探る調査研究については,宮城県塩竃市教育委員会と共同研究を実施しているが,調査結果をまとめ,小学校英語関連学会でその成果を発表した。(2)海外の小学校英語科教育カリキュラムの資料収集については,本年度は,マレーシア,シンガポールを対象とした。(3)小学校英語カリキュラム作成については,宮城県塩竃市立第一小学校において,昨年度に引き続き,研究を実施した。昨年度作成し,その評価に基づき一部修正・改変したカリキュラムに基づき,中学年,高学年対象の各5回の授業をALTの協力を得て実施した。本カリキュラムの特徴は,英語に接する機会が少なく,小学校においても英語授業回数の少ない環境にある児童に対して可能な限り英語をインプットすることを目的としていることである。具体的には1)英語の歌,2)ビデオ,3)児童に無理に英語の発話を強制しないゲーム,4)ALTによる英語の絵本の読み聞かせ,によりカリキュラムを構築した。最後に(4)大学生による出張授業の試行であるが,将来的に学級担任が英語活動を担当していくことが期待されている中,上越教育大学近隣の公立小学校に出張授業を構想し,試行した。本年度は大学院生1名が一人で担当する授業(45分×3回),学部生3名が共同で担当する授業(45分×3回)を試行した。なお,カリキュラムは(3)で作成したものを日本人が担当するのに併せて若干手直し使用した。その結果,同出張授業に対して児童や学級担任等から好意的な評価を得た。
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