研究課題/領域番号 |
15330186
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
齋藤 九一 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (50153797)
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研究分担者 |
加藤 雅啓 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (00136623)
北條 礼子 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (50199460)
野地 美幸 上越教育大学, 学校教育学部, 講師 (40251863)
大橋 奈希左 上越教育大学, 学校教育学部, 講師 (90283043)
若山 真幸 愛知淑徳大学, 文学部, 助教授 (60303195)
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キーワード | 小学校英語 / カリキュラム開発 / 意識調査 / 出張授業 / 研修プログラム |
研究概要 |
本プロジェクト3年目を迎える平成17年度は、公立小学校における英語の教科化に伴う課題を総合的に分析していくため、海外の小学校英語科教育カリキュラムのさらなる資料収集を行うのと同時に、より効果的な小学校英語活動学習プログラムを開発するための研究の実践期と位置づけた。本年度は研究重点項目を、1.昨年度開発した小学校英語カリキュラムの必要箇所を修正し、大学学部生による公立小学校への出張授業の実施、2.ALTが不在であっても実施可能な視聴覚教材を用いた小学校英語活動カリキュラムの開発、3.海外の小学校英語科教育カリキュラムの資料収集の3点に置いた。 具体的には1については、宮城県黒川郡町立小学校において複数の大学生による出張授業に複数の学級担任による授業、ALTと学級担任による授業など、さまざまなティーム・ティーチングを組み合わせた5回のカリキュラムを開発し実施した。2については新潟県上越市立小学校に即した英語カリキュラムを、既に開発したカリキュラムを発展させて市販の小学校英語視聴覚教材を用いたカリキュラムを開発し、英語の授業を実践した。さらに、大学の留学生の協力を得て、国際理解教育にも目を向けた数回の授業のためのカリキュラムも併せて開発した。1、2については児童、教員から肯定的な評価を得た。3については昨年度ESL環境の国々であるマレーシアとシンガポールにおいて小学校英語関連の資料収集を行ったので、今年度は、EFL国としてタイを訪れ、チュラロンコン大学附属小学校とバンコク日本人学校を訪問し、小学校英語教育の授業参観や関連資料を収集した。さらにENL環境における国としてオーストラリアを訪問し、シドニー日本人学校の授業参観をはじめ外国語としての日本語教材などの資料を収集した。タイ、オーストラリアにおいて日本の将来の英語教育に資すると考えられる資料を得た。
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