研究課題/領域番号 |
15330201
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
七木田 敦 広島大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (60252821)
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研究分担者 |
山崎 晃 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (40106761)
立元 真 宮崎大学, 教育文化学部, 助教授 (50279965)
前田 泰弘 東北福祉大学, 福祉学科, 助手 (10337206)
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キーワード | 虐待予防 / 養育スキルアップ / 応用行動分析 / 子育て支援 |
研究概要 |
地域子育て支援センター事業は、様々な成果が報告されはじめてきている。特に、子育て相談の他にも、具体的な育児や家庭指導、センターの業務とする母親のグループやサークル活動の育成など、育児ストレスの軽減に役立ってきている。ところが近年増加してきている幼児虐待家庭に対しては、なかなかそのための支援が届かないのが実情である。本研究では、そのような課題に対し、虐待の原因を、養育スキルの未熟さと育児情報の不足という点からとらえ、スキル向上のための応用行動分析の手法を用いた親トレーニングを子育て支援センターの活動に位置づけ、実施しその効果を検証することを目的とした。 本年度は特定した養育者に対して地域子育て支援センターへの参加を呼びかけ、「子育て情報」提供などの啓発を出版物などによって定期的に行い、他の養育者(非虐待家庭)と一緒に参加できる集団指導プログラムを実施した。 両親指導にあたっては、地域子育て支援センターを利用し、応用行動分析の手法によるグループトレーニングを実施した。加えて母親学級などで予防的な啓発活動も実施した。また地域での子育て経験の共有化のために母親同士のピアカウンセリングを実施した。具体的には虐待家庭のみならずサスペクト家庭の養育者が、容易に参加しやすく継続できるように地域子育て支援センターの活動特色を生かしたグループトレーニングおよびピアカウンセリングを含んだ家庭指導プログラムを試行した。その結果、集中的な養育スキルアップの講演が、虐待予防に一定の効果があることが示唆された。
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