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2005 年度 実績報告書

「特別な支援を必要とする子ども」への就学・学習支援体制に関する福岡モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 15330202
研究機関福岡教育大学

研究代表者

木舩 憲幸  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (90034602)

研究分担者 大平 壇  福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (30322283)
石坂 郁代  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (70333515)
納富 恵子  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (60228301)
太田 富雄  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (70213733)
キーワード特別支援教育 / 就学・学習支援体制 / 福岡モデル
研究概要

本年度は研究1として就学指導体制の在り方について(福岡県の就学指導の実態調査の分析・まとめ)、研究2として就学後の支援体制について(養護学校のセンター的機能からみた通常学校等への学習支援の事例分析)、研究3として米国の教育相談機能等に関する情報収集(訪米、巡回教育相談等の実際を視察/関係者へのインタビュー調査)を行う予定であった。本年度の実施状況は以下の通りである。
1.福岡県の就学指導の実態調査について分析を行い、学会にて発表、その後、論文としてまとめた。特殊教育から特別支援教育への大転換を迎えた過渡期の就学にかかわる支援の実態について基礎資料を得ることができ、調査結果は福岡県下の調査対象となった自治体に送付し、情報を還元した。
2.就学後の支援体制について養護学校のセンター的機能からみた通常学校等への学習支援の事例を収集した。比較的限定された範囲に資源が集中する政令指定都市、ならびに近隣に資源が必ずしも充実していない地域にそれぞれ位置する養護学校のセンター機能の取組について情報を得た。今後まとめていく予定である。
3.海外研究協力者B.マティス助教授のコーディネートによって訪米し、レズリー大学の障害児教育関係教員から米国の特別支援教育の現状について情報収集した。また実際に小学校や高等学校を視察し、学校の特別支援教育コーディネータや担任にインタビュー調査を行った。結果は論文にまとめた。
4.海外研究協力者アイスランド教育大のG.マリノッソン教授らがまとめた特別支援教育を担当する教員マニュアル(Pathways to inclusion : A guide to staff development)を入手した。これを翻訳・出版し、広く学校現場の教員への情報提供を図ることを検討中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 福岡県における就学指導の現況と課題2006

    • 著者名/発表者名
      大平 壇, 木舩憲幸, 石坂郁代, 納富恵子, 太田富雄
    • 雑誌名

      福岡教育大学紀要 55

      ページ: 233-277

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 米国後期中等教育における特別支援教育の実際-学習支援と教員の専門性向上を中心に-2006

    • 著者名/発表者名
      石坂郁代, 大平 壇, 納富恵子, 太田富雄, 木舩憲幸, ブレンダ・マティス
    • 雑誌名

      福岡教育大学紀要 55

      ページ: 289-294

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 通常学級における特別支援教育の実際-米国ボストンの公立小学校の取り組みから-2006

    • 著者名/発表者名
      納富恵子, 石坂郁代, 大平 壇, 太田富雄, 木舩憲幸, ブレンダ・マティス
    • 雑誌名

      福岡教育大学紀要 55

      ページ: 279-288

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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