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2003 年度 実績報告書

電子蓄積リングでの電子弾性散乱実験用検出器の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15340090
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

須田 利美  独立行政法人理化学研究所, RIビーム科学研究室, 副主任研究員 (30202138)

研究分担者 山崎 寛仁  東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (90260413)
濱 広幸  東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70198795)
若杉 昌徳  独立行政法人理化学研究所, 加速器技術開発室, 先任研究員 (70250107)
大西 哲哉  独立行政法人理化学研究所, RIビーム科学研究室, 基礎科学特別研究員 (50360516)
キーワード短寿命不安定核 / 電子散乱 / 電子リング / 自己閉じこめ型浮遊標的
研究概要

前例のない電子散乱による短寿命不安定核の内部構造研究のための、全く新しい方法を我々は考え出した。電子蓄積リングで観測されるイオントラップ現象を利用し、蓄積電子リング内の電子ビーム上に外部から入射する短寿命不安定核の自己閉じこめ型浮遊標的を作りだし、電子散乱実験を行おうとするものである。数値シミュレーションによれば、入射イオンを10^7/sec打ち込めば、10^<27>/cm^2/s以上という電子散乱実験には十分なルミノシティーが期待できる。
我々はこのアイデアを検証するために、科研費を申請した。交付された科研費により、既存の電子リングに組み込むための装置を開発、製作した。外部からイオンを電子リングに入射するためのイオン入射装置、及び電子ビーム上に生成される浮遊標的からの散乱電子を測定するためのドリフトチェンバー電子検出器を製作した。
2004年1月に既存の電子リング、京都大学KSR、に装置一式を設置した。2月中旬に検出器のテストを行い、必要な性能が達成されていることを確かめた。また3月には電子ビームを使った初めての総合試験を行う。
本年度で実証実験に必要な装置組み立て、加速器への設置は終了した。来年度に本格的な実証実験に入る。
このアイデアは、2004年1月にオーストリアで開催された研究会International workshop "Probing nuclei and nucleons with electrons and photons"で発表した。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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