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2003 年度 実績報告書

強い非線形光学効果を用いない量子情報処理の研究

研究課題

研究課題/領域番号 15340133
研究機関総合研究大学院大学

研究代表者

井元 信之  総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 教授 (00313479)

研究分担者 OZDEMIR Sahin Kaya  総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 客員助教授
小芦 雅斗  総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 助教授 (90322099)
キーワード量子情報処理 / 量子光学 / 量子コンピューティング / 量子暗号 / エンタングルメント
研究概要

量子力学エンタングルメントを用いた量子ゲームの可能性を理論的に明らかにした。古典ゲームにおける「ジレンマ」は、プレーヤーにエンタングルメントを配ることで解消できる場合があること、エンタングルメントでなくとも古典相関でも解消できる場合があるがその場合でもエンタングルメントより解消が弱いことなどがわかった。
またエンタングルメントが完全な場合、それ以外の系とはエンタングルメントできないことが知られているが、実は古典相関すら持てないのであって、我々は「当該の系が持っているエンタングルメントの不完全生」と「その外と系との間に持ち得るエンタングルメント」あるいは「その外の系との間に持ち得る古典相関」、との間のトレードオフを定量的に明らかにし、実はそれはエンタングルメントの性質の一つというのではなく性質のすべてであることを明らかにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] J.Shimamura, S.K.Ozdemir, F.Morikoshi, N.Imoto: "Quantum and classical correlations between players in game theory"International Journal of Quantum Information. (in press). (2004)

  • [文献書誌] M.Koashi, A.Winter: "Monogamy of quantum entanglement and other correlations"Phys.Rev. A69,022309(2004). (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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