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2004 年度 実績報告書

海底電位差磁力計による沈み込み・前弧・島弧・背弧系(中部マリアナ海域)の横断探査

研究課題

研究課題/領域番号 15340149
研究機関神戸大学

研究代表者

島 伸和  神戸大学, 内海域環境教育研究センター, 助教授 (30270862)

研究分担者 歌田 久司  東京大学, 地震研究所, 教授 (70134632)
後藤 忠徳  海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, 研究員 (90303685)
馬場 聖至  海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, 研究員 (70371721)
キーワード沈み込み帯 / 背弧海盆 / マリアナ海域 / 電気伝導度構造 / 海底電位差磁力計 / マグネトテルリック法
研究概要

1.海洋研究開発機構の公募航海に本計画のための航海を提案し、来年度12月に研究調査船「かいれい」による航海で海底電位差磁力計の設置を行うことが内定した.また、本計画に参加を表明している各国のグループとの打ち合わせを11月に行い、航海のための調整を進めた.さらに、海底電位差磁力計の長期設置による観測に備えて、海底電位差磁力計関連の必要な備品、消耗品を購入して、機器を整備し、観測に必要な準備を行った.
2.本計画と同じ海域で観測したデータを解析することで、この系全体の大まかな上部マントル電磁伝導度構造を推定した昨年度の結果をもとに、物性値の推定結果も加えて、関連学会で発表した.現在、学術論文として投稿準備中である.
3.モデル計算により、海底下のどのような構造が、海底での観測点で、どの程度シグナルとして観測されるかのシミュレーションをさらに進め、その結果を関連学会で発表した.
4.本計画と同じ海域で、自然地震の長期観測のために設置していた海底地震計の回収航海に参加した.さらに、背弧海盆の上部マントルを対象にした地震学的手法、電磁気学的手法、数値シミュレーション手法に関する研究のreviewを進め、この成果を学術論文として投稿した.
5.海底MT観測データに地形効果の補正を行うためには、3つの違った補正式が提案されているが、それぞれの式の有効度を、疑似データを使って調べ、使うべき適切な補正式を明らかにした.さらに、地形補正後のデータを使って電気伝導度構造を推定することの有効性を、実データで示した.この成果についても、関連学会で発表し、現在、学術論文として投稿準備中である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 3-D modelling and analysis of Dst C -responses in the North Pacific Ocean region. revisited2005

    • 著者名/発表者名
      Kuvshinov, Alexei
    • 雑誌名

      Geophys.J.Int. 160

      ページ: 505-526

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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