1.クモの牽引糸の紫外線に対する影響を調べるために、ジョロウグモの採集を行った。特に、ジョロウグモの解剖をするためには、ジョロウグモの体がある程度大きくなければならない。そのために、成長時期の異なる関西地区以外の、四国や九州地区でのクモを採取した。 2.クモの解剖において、悪戦苦闘の未、糸腺からの液体を分離する適切な条件を探し、その分子量測定を行った。 3.ジョロウグモの糸をシーズン毎に採取した。同時に、電子顕微鏡撮影用のサンプルも調製した。また、牽引糸の力学的測定を行った。 4.採取した率引糸に紫外線(UV-A)を照射する実験を行った。 5.深夜にジョロウグモの巣の張替え周期の調査を行った結果、ジョロウグモは毎晩、巣の半分ずつを張り替えることが分かった。
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