研究課題
基盤研究(B)
遮断現象に関して大学での研究は大変少ない。そこで真空遮断器について研究を行った。周知のようにSF_6ガスが大幅に高電圧機器に用いられている。72kV以上のSF_6ガス遮断器は殆どこのガスが使用されている。しかし、このガスの温暖化係数は炭酸ガスの23,600倍と云われており、地球温暖化を防止するために削減することが望まれている。このような観点から真空遮断器の高電圧化を考え接点材料の研究を行った。裁断電流や耐電圧あるいは遮断性能などの研究を行いCuCrが一番良いことが判ったが、それ以上の研究は実施できなかった。次に耐電圧向上を図るための電極構造の研究を行ったが、スパイラルやコントレート電極に比べて筆者が開発したが、縦磁界型の電極が最適であることが判った。また高電圧の真空遮断器の外部絶縁を従来SF_6ガスで行っていたがシリコーン油で絶縁することを考えて絶縁や流動帯電現象の調査をシリコーン油で行った。その結果、シリコーン油自体の耐電圧は弱いがノーメックス材料とでは最適であり、且つ高温まで使用できることが判った。さらに流動帯電現象は鉱油と比べて格段と低いことが判り、極めて好都合であることが判った。今まで真空遮断器やSF6ガス遮断器が開発されてきたがそれらの開発の歴史を調査しIEEEの論文誌に纏めた。その結果日本が果たしてきた役割は抜群であることが判明した.戦後の開発に遅れたが、世界の最高水準まで達成したと思う。
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