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2003 年度 実績報告書

高臨場感を有する大画面三次元ディスプレイの研究

研究課題

研究課題/領域番号 15360183
研究機関東京農工大学

研究代表者

高木 康博  東京農工大学, 工学部, 助教授 (50236189)

研究分担者 石井 抱  広島大学, 工学部, 助教授 (40282686)
キーワード三次元ディスプレイ / 大画面ディスプレイ / ディスプレイ / 高臨場感 / ネットワーク
研究概要

現在実用化されている二次元の大画面ディスプレイは、8×8個あるいは16×16個のLEDの二次元アレイをひとつのモジュールとして用い、これを縦横に二次元配置した構造になっている。各モジュール内に制御回路を持たせることで、ディスプレイ全体の配線の複雑化を回避している。大画面三次元ディスプレイにおいても、複数の三次元ピクセルをモジュール化して、データ伝送用ネットワーク構造の単純化を図る。そこで、本研究では、一台の小型コンピューターで複数の三次元ピクセルを制御する三次元ピクセルモジュールを実現する。平成15年度は、三次元ピクセルモジュールの試作および制御について研究を行った。
(1)三次元ピクセルモジュールの試作
8×4個の三次元ピクセルで構成される三次元ピクセルモジュールを試作した。三次元ピクセルに必要な高密度な光源アレイとしては小型液晶パネルのピクセル群を用いた。一枚の小型液晶パネルで4つの三次元ピクセルを実現した。さらに、液晶パネルを8個用いることで、8×4個の三次元ピクセルを実現した。液晶パネルを傾けて用いることで、画素を変形二次元配置し、水平300方向への画像表示を可能にした。レンズアレイにはシリンドリカルレンズを8個用いた。
(2)三次元ピクセルモジュールの制御
三次元ピクセルモジュールを1台の小型PCで制御した。1台のPCで8個の液晶パネルを制御するために、画像分割器を開発した。三次元ピクセルモジュールの制御プログラムを開発し、水平300方向への画像表示を行った。三次元ピクセルモジュール間の接続にはイーサネットのTCP/IPプロトコルを用いるが、試作した三次元ピクセルモジュールに必要なデータ帯域は、約200Kbps/モジュールであった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 榛葉敏彦, 高木康博: "三次元ピクセルモジュールによる超大画面三次元表示"三次元画像コンファレンス論文集. (発表予定). (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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