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2004 年度 実績報告書

逆GPSの実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15360199
研究機関埼玉大学

研究代表者

長谷川 孝明  埼玉大学, 工学部, 助教授 (00189531)

キーワード逆GPS方式 / ポジショニングシステム / 測位システム / 超音波測位 / 無線LAN信号 / スペクトル拡散信号 / パルス圧縮
研究概要

逆GPS方式ポジショニングシステムは、本報告者が発明人の一人となり米国で特許が成立している。また、その原理も広く認知され始めているが、実験的検討はほとんど行われていない。
本年度は実験を効率的に行うためのシミュレータの高度化と広範なシミュレーションを進めるとともに、2.4GHz帯の電波を媒体とした逆GPS方式ポジショニングシステムの実験装置の設計、構築と基礎実験、および超音波を媒体とした逆GPS方式ポジショニングシステムの実験装置の構築と実験を進めた。
2.4GHz帯の逆GPS方式ポジショニングシステムでは、普及を考慮し、できる限り汎用品を用いたシステム構成とすることを最優先とし、市販の無線通信モジュール"GIGA WAVE"を利用した実験システムの設計を行った。本モジュールの制約より、昨年度以来進めてきた設計方法に対し、新たな設計が必要となった。この新たな設計に基づき、実験装置を構築し、時間差相関回路の基本動作を確認した。
一方、超音波を伝送媒体とした逆GPS方式ポジショニングシステムでは、さらなる測位範囲の拡大を狙い、昨年度の発信単一パルスを本年度はスペクトル拡散信号化し、ベースバンドで能動相関をとることにより遅延時間差を推定するハードウェア実験装置を新たに構築した。室内での実験を行った結果、単一パルスでの実験と比較して、約4倍のレンジ(64倍の空間)に測位範囲を拡大できた。
以上より、来年度による実験、超音波によるさらなる性能向上の実験に向け、基本的な準備が整った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] A study of Inverse GPS based positioning system2004

    • 著者名/発表者名
      Jun'ichiro MORIYA
    • 雑誌名

      Proc.of The IEEE 7th International Conference on Intelligent Transportation System CD-ROM

      ページ: 559-563

  • [雑誌論文] 逆GPS方式位置特定システムの実験的検討2004

    • 著者名/発表者名
      森谷潤一郎
    • 雑誌名

      電子情報通信学会 ITS研究会 技術報告書 ITS2004-06

      ページ: 31-34

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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