研究課題/領域番号 |
15360217
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
穂積 直裕 豊橋技術科学大学, 工学部, 助教授 (30314090)
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研究分担者 |
長尾 雅行 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (30115612)
西條 芳文 東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (00292277)
小林 和人 本多電子(株), 研究開発本部, 本部長
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キーワード | 超音波顕微鏡 / 生体組織 / 音響イメージング / デジタル信号処理 |
研究概要 |
本年度は生体試料の観察を行うとともに、システムの高速化を行った。 (1)走査装置の試作 ナノスケールの位置精度をもった機械走査装置と駆動プログラムを試作するとともに、反射信号を実際に取り込むシステムを構築した。これにより高分子膜などの模擬試料を用いて音速像が得られることを確認した。 (2)生体試料の作成と観察 培養海馬細胞を試料とし、培養皿のまま高分解能の超音波画像観察を実施した。取り出す周波数成分により分解能が異なるが、2〜3ミクロン程度の分解能の観察が可能であり、細胞形状の確認ができた。 (3)測定の高速化 高速スイッチング半導体を用いて、パルス発生器の繰り返し速度を10kHzに高速化(繰り返し周波数が高い)した。また、1回の走査時に多数回のパルスを発生させ、記録した反射波形をまとめて転送する方式をとることにより、1画像の取込み時間を2分程度に短縮させた。
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