本研究の目的は、杜会資本ストックの維持管理マネージメントを戦略的に行う枠組みを作ることにある。杜会資本ストックの維持管理マネージメントには、膨大な知識および豊富な経験が必要であることから、学術領域を越えた支援が必要であり、さらに専門技術者の知識や経験を継承するとともに、これらのノウハウを海外に広く普及するためには、情報ネットワークを活用した先進的な情報システムなどの開発も必要不可欠である。本研究では、上記の目的を達成するため、本年度は、各国における社会基盤ストックの維持管理の現状調査として以下の項目について調査を行った。さらに、各国の維持管理マネージメントの考え方について調査を行った。 (1)構造物ごとの点検・診断項目の整理 (2)診断技術や補修・補強技術の整理 (3)損傷データ(画像を含む)の収集 (4)維持管理マネージメントの考え方の調査
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