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2004 年度 実績報告書

顕微水素イメージングシステムによる新規軽量水素吸蔵合金の開発と水素化挙動の解明

研究課題

研究課題/領域番号 15360360
研究機関室蘭工業大学

研究代表者

斎藤 英之  室蘭工業大学, 工学部, 教授 (00235061)

キーワード水素吸蔵合金 / トリチウム / イメージングプレート / マグネシウム / チタン / クロム / ラジオルミノグラフ法
研究概要

今年度は,鋼鉄製密閉型ルツボを用いることにより,目標組成からほとんどずれのない合金を作製する技術を確立した.これにより,Mg-Mg_2Ni共晶合金を作製し,自動PCT測定装置を用いて水素吸蔵放出特性を評価した.この合金の水素吸蔵量は熱処理により変化することを見出し,これはMg_2Ni相の形状に依存することを明らかにした,また,Mg_2Ni相は水素の拡散を促進させることがわかった.この合金において,測定温度400℃において,6.3mass%もの水素吸蔵量が得られた.
チタン合金については,金属間化合物TiCr_2の近傍組成の合金を作製し,この合金中の水素分布をトリチウムラジオルミノグラフ法により観察した.ラジオルミノグラフ法により水素濃度プロファイルを測定し,これを解析することにより,表面効果の影響を受けない水素の拡散係数の決定に成功した.これより,BCC相中の水素の拡散係数はLaves相のそれよりも約一桁大きいことがわかった.なお,チタン-クロム合金系では,BCC単相としたTi_<50>Cr_<50>合金において,測定温度室温において,最大水素吸蔵量3.5mass%が得られている。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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