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2005 年度 実績報告書

顕微水素イメージングシステムによる新規軽量水素吸蔵合金の開発と水素化挙動の解明

研究課題

研究課題/領域番号 15360360
研究機関室蘭工業大学

研究代表者

斎藤 英之  室蘭工業大学, 工学部, 教授 (00235061)

キーワード水素吸蔵合金 / マグネシウム / ニッケル / チタン / クロム / ラジオルミノグラフィ / イメージングプレート / トリチウム
研究概要

今年度は,Mg-Ni合金とTi-Cr合金に焦点を絞り,表面改質による水素化速度の改善を検討した.
Mg-Ni合金では,Mg-Mg_2Ni共晶合金の水素吸蔵放出特性は微細組織に関係し,この合金中における水素の拡散はMg_2Ni相の存在により増加するともに,その形状に依存することを示し,測定温度400℃において6.3mass%もの水素吸蔵量を示す熱処理条件を得た.さらに,水素吸蔵温度の低温化を図るためにハイブリダイゼーション処理によるニッケルコーティングを行って表面改質を行うことにより,水素化速度は劇的に改善されること明らかにした.
Ti-Cr合金では,室温において最大水素吸蔵量3.5mass%を示すBCC単相としたTi_<50>Cr_<50>合金中の水素分布をトリチウムラジオルミノグラフ法により観察し解析することにより,表面効果の影響を受けない水素の拡散係数の決定を行って水素化挙動を解析した.さらに水素吸蔵量を増加させることを目的としてチタンリッチとしたTi_<60>Cr_<40>合金を作製し,水素化挙動を調べた.この合金では水素吸蔵量は増加するが表面酸化物の影響により水素の吸収が妨げられるという欠点があるが,ハイブリダイゼーション処理による表面改質を行うことにより水素化速度は向上することを示した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Mg-Mg_2Ni二相合金の共晶組織と水素化特性2005

    • 著者名/発表者名
      小湊幸生
    • 雑誌名

      日本金属学会誌 69巻9号

      ページ: 810-814

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Hydrogen diffusion in Ti-Cr hydrogen absorption alloys by tritium radioluminography2005

    • 著者名/発表者名
      H.Saitoh
    • 雑誌名

      Materials Science Forum 475-479巻

      ページ: 2513-2516

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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