研究課題
1.化学プロセスの環境影響の評価手法の開発平成16年度までに検討した(1)総合的な評価手法、(2)対象プロセスの導入によるプロセス外のシステムの変化の評価手法、(3)設計段階での評価に伴う不確実性の評価手法を、プロセス設計初期段階における評価支援のために体系化した。また、化学物質を多用する産業洗浄プロセスについて、利用する化学物質や排出形態に応じた環境影響評価項目の選定手順とその評価手法について検討を加え、その手順を体系化した。2.環境影響評価結果のプロセス設計への情報フィードバック手法開発平成16年度までに対象としたPETのリサイクルプロセスの例に加え、化学物質の利用および環境放出の大きい、産業洗浄プロセスついて、意思決定項目、例えば洗浄液、洗浄プロセス、洗浄操作、回収分離方法といった項目について、代替案を提案し、各代替案をプロセスモデルとして表現することを支援するシステムの概念設計を行った。3.経済評価や環境影響評価など複数評価意志決定あるいは多目的関数最適化の手法開発平成16年度までに開発した、多数の環境影響評価指標を一指標に統合する手法と多数の指標を独立に考慮するエコ効率解析のような手法を利用者が実用的に利用できるようなシステムとして設計した。4.ライフサイクル情報獲得し、設計を支援するための情報基盤としての実装平成16年度までに開発した個々の手法を統合し、代替案生成、プロセス合成、プロセス設計、システム評価、決定までを支援する全体システム基盤の概念設計を完了し、実装に着手した。
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International Journal of Life Cycle Assessment (印刷中)
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