研究分担者 |
立野 繁之 早稲田大学, 大学院・情報生産システム研究科, 助教授 (70243897)
柘植 義文 九州大学, 大学院・工学研究院, 教授 (00179988)
武田 和宏 静岡大学, 工学部, 助教授 (60274502)
橋本 芳宏 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (90180843)
山下 善之 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (60200698)
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研究概要 |
【流動解析】流動解析ソフトFLUENT6.0により,エルボ,ティーを通過する流体の流動状態を解析し,管壁面におけるせん断応力が最大になる個所の探索,および,圧力が最小になる個所(キャビテーションが発生する可能性のある個所)の探索を行う方法を確立した。これにより,エロージョン・コロージョンによる減肉が進行する個所の推定が可能になった。 【外面腐食】住友化学千葉工場他9工場から提供を受けた事例データを基にして,保温保冷配管の断熱材を除去する以前に得られる情報(設計情報,運転情報,外観,気象データなど)から外面腐食による減肉速度の最大値を予測するシステムを作成し,推定結果の検証を行った。 【内部状態の推定】非定常プロセスの正常時に蓄積された莫大なデータを利用して,正常時の内部状態を推定するモデル("DBモデル")を開発し,高次の動的システムに適用可能であることを示した。 【変更管理】生産の4M条件の内,設備・プロセス,原材料,運転方法の変更の影響を受けて危険度が増大する個所を自動的に抽出する"変更管理支援システム"を開発した。 【異常検知】微弱な信号の中から定性的な時系列パターンを抽出する方法,正常時に蓄積した情報を利用して非定常運転時の異常検知を行う方法を開発した。 【異常診断】プラントの状態を知るために設置された測定器が故障して,プラントが異常になっても正常値を出力する場合(正常値固着)に,異常の原因と,正常値に固着している測定器とを特定する方法を開発した。
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