研究課題
大腸菌転写装置(RNAポリメラーゼ>は、7種類のシグア因子、約300種類の転写因子との相互作用で、転写対象遺伝子選択特性を変化させ、その結果、ゲノム約4000遺伝子の転写パターンが変化する。転写装置の遺伝子間での分配制御の分子機構を解明する目的で、大腸菌各種転写因子に関して、支配下遺伝子群と各遺伝子の転写因子結合シグナルを同定し、転写因子による転写調節様式を解析し、結果を総合して転写装置の機能制御によるゲノム転写パーンの包括制御の全体像を解明することを目指した研究を実施した。以下は、成果の概要である。1)全7種類シグマ因子、200種類の転写因子の精製全シグマ因子、200種類の転写因子の発現系を構築し精製純化した。2)全シグマ因子、転写因子50種類の支配下遺伝子の同定断片化ゲノムから転写因子が結合するDNA断片を単離し、塩基配列から転写因子の結合部位を同定する新SELEX法を確立し、機能未知転写因子を中心に約50種類の転写因子の支配下遺伝子を同定した。3)全シグマ因子、転写因子50種類の結合DNAシグナルの同定SELEXで同定した転写因子支配下遺伝子上の転写因子結合部位をDNAフットプリント法及びS1マッピング法で同定した。4)全シグマ因子、転写因子50種類の支配下プロモーター群の転写調節(in vitro)転写因子支配下プロモーター、純化転写因子と純化RNAポリメラーゼを用いた試験管内転写系で利用して、試験転写因子による転写調節様式を解析した。5)全シグマ因子、転写因子50種類の支配下プロモーター群の転写調節(in vivo解析)新たに開発した、二種類の蛍光蛋白をレポーターとしてプロモーター活性を測定するTFPベクターに、SELEXで同定したプロモーター群を挿入し、生体内における、試験転写因子による転写調節様式を解析した。
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