研究課題/領域番号 |
15380134
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 東京海洋大学(水産) |
研究代表者 |
岡本 信明 東京海洋大学(東京水産大学), 海洋科学部, 教授 (40114912)
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研究分担者 |
中山 一郎 (独)水産総合研究センター, 中央研究所, 主任研究員
荒井 克俊 北海道大学, 大学院・水産学部, 教授 (00137902)
青木 宙 東京海洋大学(東京水産大学), 海洋科学部, 教授 (00051805)
坂本 崇 東京海洋大学(東京水産大学), 海洋科学部, 助教授 (40313390)
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キーワード | 遺伝子連鎖地図 / ヒラメ / マイクロサテライト / 物理地図 / 染色体標本 / FISH法 / C-バンド / R-バンド |
研究概要 |
1.遺伝子連鎖地図:150〜500bpのゲノムDNAを挿入断片にもつプラスミドライブラリーからCA繰り返し配列を含むコロニーを単離し、PCRプライマーを設計した。DNA多型を確認し、多型の見られた100個のマイクロサテライトマーカーを用いて常法によりジェノタイピングを行った。得られたデータの連鎖解析を行い、新たなマイクロサテライトマーカーのヒラメ遺伝子連鎖地図へのマッピングを試みた結果、雌の遺伝子連鎖地図で177マーカー座、雄の遺伝子連鎖地図で174マーカー座となり、詳細化を進めることが出来た。 2.基本的物理地図作製の準備:ヒラメ白血球培養では培養液にL-15を用いた試験区で最も高い分裂頻度が得られた。マイトジェンについては、PHA(90μg/ml)、LPS(100μg/ml)、Poly I : C(100μg/ml)の3種類を混合した試験区でそれぞれ最も高い分裂頻度が得られた。染色体の形態や広がりについては、コルセミド処理を250ng/mlの濃度で1.5時間施した試験区で、低張処理を0.075M濃度のKCL水溶液で20分間施した試験区でそれぞれ最も優れていた。上記全てを最適化した条件で作成した染色体標本は分裂頻度が高く染色体腕が適度に伸長しており、染色体縁辺部も明瞭であった。また上記染色体標本は銀染色法、C-バンド法、R-バンド法の分染色法に適用可能であることを確認した。更にFISH法を用いてヒラメの5SrRNA遺伝子は1番染色体のセントロメア近傍に、18SrRNAは1番染色体の二次狭窄部位に局在していることを明らかにした。また2-color FISH法を用いてこれら2種類のrRNA遺伝子座が同一染色体上に位置することを確認した。これらの結果から上記で作成した染色体標本はFISH法に使用可能であることが確認された。
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