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2004 年度 実績報告書

日中英における農村共有資源の開発・利用・保全に関する比較制度分析

研究課題

研究課題/領域番号 15380147
研究機関東京大学

研究代表者

生源寺 眞一  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40196580)

研究分担者 中嶋 康博  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (50202213)
松本 武祝  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40202329)
川村 保  岩手大学, 農学部, 助教授 (20177736)
川手 督也  (独)農業・生物系特定産業技術研究機構, 東北農業研究センター, 研究室長(研究職) (80355263)
伊藤 順一  農林水産省, 農林水産政策研究所, 研究室長(研究職) (80356302)
キーワード農村共有資源 / 比較制度分析 / 水利慣行 / 牧野 / 土地改良区 / 中国雲南省 / 少数民族
研究概要

1.2004年5月に、中国雲南省昆明市西山区および紅河県元陽周辺の農村集落において現地調査を実施し、社会経済的情報の収集と分析フレームワークの検討、および集中調査のための調査票設計の準備を行った。農地利用が山岳部で垂直的に広い範囲に広がっていること、そこでの地理的、気候的な面における多様な条件差、数多くの異なった少数民族が分布していることといった複雑な自然・社会的条件を確認した。これらの条件を調査先の選定と調査票の設計に反映させるための事前の検討を行った。雲南省における調査は、本研究チームの海外共同研究者である雲南省社会科学院鄭教授の協力のもとで実施された。
2.同年10月に、調査地の具体的な選定と調査票のより詳細な事前検討のために、再度中国雲南省を訪問した。その際にムラ・集落単位で社会構造調査を実施していくことを決定した。
3.2005年1月に、大分県緒方町の富士緒井路土地改良区における水利慣行、久住町・直入町の稲葉・西組・日向各牧野組合における土地利用の実態を調査した。この現地調査には、海外共同研究者である中国の鄭教授と英国レディング大学のパーカー講師も参加した。最終的に日本、中国、英国の農村共有資源について比較制度分析を行うために、分析フレームワークと事実認識の共有化をはかった。
4.大分調査の直後、中国、英国の研究者と一緒に東京でワークショップを開いて、現地調査ももとにした理論的検討のためのディスカッションを行い、あわせて最終年度に向けた研究方針の確認をした。
5.2005年3月に、中国雲南省への本年度3度目の訪問をして、集落調査を実施した。雲南省社会科学院をメインに調査隊を組織してデータの収集を行った。本年度は調査とデータ収集に集中することとし、データ解析は来年度早々に着手する。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 酪農経営の発展と雇用・外部化2004

    • 著者名/発表者名
      生源寺 眞一
    • 雑誌名

      畜産の情報【国内編】 178

      ページ: 6-12

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 米経済の変化と米政策改革2004

    • 著者名/発表者名
      生源寺 眞一
    • 雑誌名

      生協総研レポート 44

      ページ: 5-18

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 放牧を中心とした資源循環型畜産の成立条件2004

    • 著者名/発表者名
      川手 督也
    • 雑誌名

      農業と経済 70・13

      ページ: 46-58

  • [図書] 国土の未来(国土の未来研究会・森地茂編)2005

    • 著者名/発表者名
      生源寺眞一他・共著
    • 総ページ数
      549
    • 出版者
      日本経済新聞社
  • [図書] 自然と共生した流域圏・都市の再生(『自然と共生した流域圏・都市の再生』ワークショップ実行委員会編)2005

    • 著者名/発表者名
      生源寺眞一他・共著
    • 総ページ数
      307
    • 出版者
      山海堂

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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