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2004 年度 実績報告書

藻類培養における光環境調節

研究課題

研究課題/領域番号 15380176
研究機関三重大学

研究代表者

村上 克介  三重大学, 生物資源学部, 教授 (00254441)

研究分担者 村瀬 治比古  大阪府立大学, 農学生命科学研究科, 教授 (20137243)
中野 長久  大阪府立大学, 農学生命科学研究科, 教授 (20081581)
洞口 公俊  ヤンマー株式会社, 顧問研究員
森尾 吉成  三重大学, 生物資源学部, 助教授 (90273490)
キーワード培養槽形状 / 3波長形蛍光ランプ / Hf蛍光ランプ / 光環境シミュレーション / 照明理論 / 薄型培養槽 / ユーグレナ / オキナワモズク
研究概要

本年は2年目にあたり、以下の4項目を中心に研究を実施した。
1.人工光藻類培養装置に関する研究
蛍光ランプを光源とし、培養槽を取り囲む照明器具を用いた、いわゆる「サークル照明装置」による培養データを解析し、さらに有効適切な光環境を設計するための条件について検討を行った。水平面形状が円形の培養装置でも従来の上部からの人工光照射法に比較し培養効率が格段に向上するが、それでも培養密度が高まった場合には暗部が多く存在し、さらに培養効率を高めうることが認められた。
2.培養槽の形状変更と照明器具の高効率化
HIDランプにより上部から照射する方法に比較して、3波長形蛍光ランプを用い、近接照明を行うことにより培養効率は大きく向上するが、さらに高効率を得るために新型蛍光ランプ(Hf)を用い、かつ培養槽の形状を蛍光ランプ隣接面の長さを長くし、厚みを減ずることにより培養槽内の暗部を減少させることを考案し、その理念に沿って光環境をシミュレーションし、薄型培養槽設計の基礎資料とした。引き続いて、実用レベルでメンテナンスを配慮した培養槽について試作検討を実施し、照明理論との照合を行った。
3.ユーグレナ培養に関する光環境の効果
各種光源を用いて、ユーグレナ培養光環境を作成し、その増殖に与える影響を検討した。
4.オキナワモズク栽培光環境に関する検討
沖縄県において、自然光で栽培されるオキナワモズクの栽培光環境を実測し、そのデータ整理を行い、人工光栽培に関する基礎資料とした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Radiant environment within the sea in a marine cultivation region for the alga ‘Okinawa-mozuku'2005

    • 著者名/発表者名
      Hatakeda, H. et al.
    • 雑誌名

      J.Agric.Meteorol. 60(5)

      ページ: 841-844

  • [雑誌論文] カキ種苗における餌料用微細藻類の高効率大量生産2005

    • 著者名/発表者名
      増田篤稔ら
    • 雑誌名

      Eco-Engineering 17(1)

      ページ: 17-22

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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