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2003 年度 実績報告書

筋形成に関わる膜分子の網羅的検索とRNAiによる機能解明・遺伝的疾患との関連

研究課題

研究課題/領域番号 15390089
研究機関京都大学

研究代表者

瀬原 淳子  京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (60209038)

研究分担者 栗崎 知浩  京都大学, 再生医科学研究所, 助手 (90311422)
キーワード骨格筋 / 筋形成 / 形態形成 / 細胞増殖 / 細胞分化 / siRNA
研究概要

本研究は骨格筋の形成機構を、その過程にかかわる膜分子および細胞内極性を有する分子の網羅的検索を中心に明らかにしようとするものである。
まず、自立的に筋管を形成するマウス筋芽細胞株C2を用いて、分化に伴って活性化されるmRNAを濃縮したサブトラクションライブラリーを作成。分化に必須な転写因子myogeninが活性化され、なおかつ筋管形成がはじまっておらず筋特異的ミオシン蛋白質などの発現活性化もおこっていない、形態学的にも生化学的にも分化初期のmRNAからcDNAを作成し、筋芽細胞のmRNA(および必要に応じて成体筋組織のmRNA)を用いてサブトラクションをおこない、約30個の機能新規のcDNAクローンを得た。シリコスクリーニングにより、膜分子をコードするものに絞り込み、その中で筋形成時に発現が高く、長後は発現が抑制されるものに関して、全長をクローニングした。さらに、cDNAをGFPタグとの融合蛋白質を発現できるベクターに組み込み、細胞膜での発現を確認した。また、抗体を作成し、発現がそれに一致するすることも確認した。これらの融合蛋白質や抗体による発現抑制を指標にsiRNAによる発現阻害を試み、筋形成へのかかわりを検討している。
一方、もうひとつのアプローチとして、myogeninプロモーターにGFPをつないだ発現プラスミドをC2細胞に導入し、これをFACSによって濃縮した細胞を用いて、分化特異的に細胞表層に現れる蛋白質のスクリーニングをおこなった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Watabe-Uchida M.: "A Novel Metalloprotease-Disintegrin, Meltrin e (ADAM35), Expressed in Epithelial Tissues during Chick Embryogenesis"Dev.Dynamics. (in press).

  • [文献書誌] Wakatsuki S.: "Lipid rafts identified as locations of ectodomain shedding mediated Meltrin β/ADAM19"J.Neurochemistry. (in press).

  • [文献書誌] Kurohara, K.: "Essential Roles of Meltrinβ / ADAM19 in Heart Development"Developmental Biol.. 267. 14-28 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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