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2003 年度 実績報告書

医療安全のための支援PCソフトウエアの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 15390167
研究機関横浜市立大学

研究代表者

橋本 廸生  横浜市立大学, 医学部附属病院, 教授 (00134528)

研究分担者 山本 武志  福岡県立大学, 看護学部, 講師 (00364167)
磨田 裕  横浜市立大学, 医学部附属病院, 講師 (10137052)
キーワード医療安全 / 教育・研修 / ソフトウエア / 重要事例データベース
研究概要

安全な医療を確保するためには、医療施設内で行われる業務の標準化の推進と、医療従事者に対する安全教育の充実が不可欠である。教育・研修の方法には、さまざまな方法があるが、パソコン等のソフトウエアを用いた方法があり、場所を選ばない学習ができる、習熟度に応じた学習が可能であるなどの利点がある。
本研究では、医療安全教育の支援ソフトウエアの枠組みの開発を目的とし、有用な事例データベースを利用し自己学習として展開できるソフトウエア構成を検討した。さらに、本開発を通じて、ソフトウエアを使う有用性の条件について検討した。
医療安全教育の支援ソフトウエアの開発では、医療機関から報告された医療安全上の重要事例をデータベース化し、生起した事象の共通要素や背景要因を構造化することとし、総合的な対策の立案のプロセスを学習できる拡張性の高い教育ソフトウエアをめざした。開発過程は、ソフトウエア作動プログラム作成し、データベースへの作動要素を入力し、内容・構成を検討し、教育用コンテンツ素材例を作成した。ソフトウエアの試用版を運用し、ソフトウエア評価の方法の検討を行った。
また、ソフトウエアを使う環境条件については、イントラネットまたはインターネットでデータベースやコンテンツ群を共有することが可能であることが強く指摘される。
これらの検討を通して、(1)自由度の高い拡張性を基本要件とすることによって学習効果の高い教育ソフトウエアとなること。(2)そのために、共通に利用できる標準仕様のコンテンツの作成が促進される必要があること、が示唆された。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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