研究課題/領域番号 |
15390209
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
石川 鎮清 自治医科大学, 医学部, 講師 (70306140)
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研究分担者 |
梶井 英治 自治医科大学, 医学部, 教授 (40204391)
長嶺 伸彦 自治医科大学, 医学部, 助教授 (20275689)
黒木 茂広 自治医科大学, 医学部, 助教授 (80245042)
苅尾 七臣 自治医科大学, 医学部, 教授 (60285773)
島田 和幸 自治医科大学, 医学部, 教授 (90145128)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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キーワード | コホート研究 / 横断研究 / CRP / メタボリック症候群 / 脳卒中 / 心筋梗塞 / 日本人 / 一般住民 |
研究概要 |
目的:近年になりメタボリック症候群(MS)注目されるようになった。日本でも2005年にMSの診断基準が8つの学会合同で作成された。日本でMSと炎症との関連について検討した研究はほとんどない。今回、日本人の一般住民において、高感度CRP(hsCRP)とMSとの関連について検討をした。 方法:一般住民を対象としたJMSコホート研究の一環として、ベースラインデータを使用して横断研究で検討した。1992-1994年に12地区のうち3地区で腹囲を測定しており、そのうち、脳卒中、心筋梗塞、悪性疾患の既往を除いて、2,192人が今回の研究対象となった。 結果:対象者のうち101人(4.8%)がMSの診断基準に合致した。平均年齢は、MSの人で57.6歳、MSでない人で56.2歳であった。Body-mass index(BMI)、総コレステロールは、MSの人で、MSでない人より有意に高かった(BMI : MSで26.9kg/m2、non-MSで22.6kg/m2;p<0.001、総コレステロール:MSで199.0mg/dL、non-MSで191mg/dL;p<0.05)。幾何平均および中央値でみると、いずれもhsCRPはMSの人の方が、MSでない人より高かった(幾何平均p<0.001、中央値:MSで0.35mg/L、non-MSで0.14mg/L)。 結論:炎症反応を示すhsCRPとMSとは日本人の一般住民において関連が認められた。今後さらに追跡調査でも検討していきたい。
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